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眠れない、だるい、なんだかスッキリしない...「春の不調」は睡眠から改善!

  • 2024年5月14日
  • レタスクラブニュース


眠れない、だるい、イライラする…この時期、何となく調子が上がらない…という人はいませんか? それはきっと、春の気候のせい。あなただけではありません。なぜそうなるのか、どう対策すればいいのかを学んでみましょう。

教えてくれたのは▷川嶋 朗先生
統合医療SDMクリニック 院長、神奈川歯科大学大学院統合医療教育センター 特任教授。自然治癒力を重視し、近代西洋医学と補完・代替医療の統合に尽力。『原因不明のカラダの不調は温熱で驚くほど改善する-そのカギは自律神経にあった!』(評言社)など、著書多数。

まずは最近のあなたの体調をcheck!

□理由がないのにだるい
□朝なかなか起きられない
□イライラする、落ち着かない
□寝つきが悪い、眠りが浅い
□食欲があまりない
□呼吸が浅い
□やる気が出ない、妙に落ち込む

これらはすべて春バテの症状で、3個以上当てはまる人は春バテ予備軍。要注意です。


春の不調=春バテ、なぜ起きる?

【原因1】寒暖差
体の機能を維持するために人は体温を一定に保とうとしますが、この体温調節にはかなりの量のエネルギーを要します。日によって気温差の激しい春はよりいっそうエネルギーを奪われるため、体力のない人は調子を崩しがちになるのです。

【原因2】気圧差
気圧が安定している夏や冬と違い、春は移動性高気圧が発生しやすく、合間に低気圧が通ります。このような気圧の変化は自律神経を狂わせがち。低気圧時は副交感神経のスイッチが入りやすくなり、体がお休みモードになる場合もあります。


まずは体力確保のため、睡眠の質を改善しましょう!

質のよい眠りを手に入れるための3原則

1.体を温める


人は、体の中心部の体温を下げることで眠りに入ります。うまく体温を下げるには、寝る前に体温をしっかり上げることが大事。そのためには、40℃以下のぬるめの湯を入れた湯舟にゆっくりつかりましょう。入浴後30分~1時間以内に寝るのがベストです。

2.体内時計を整える


目覚めて日の光を浴びると、心を安定させるホルモン「セロトニン」が出て、それが14~15時間後、睡眠ホルモン「メラトニン」に変わります。このリズムを安定させることが快眠には重要。まずは起きる時間を一定に! 朝ごはんも体内時計を整えるのに必須です。

3.寝具を見直す


質のよい睡眠には寝具も重要です。毎日のことなので、特に枕は自分に合ったものを選びましょう。掛け布団は、睡眠中に体が締めつけられないよう、羽毛などの軽いものがおすすめです。体温調節をしやすい寝具で、体力が奪われるのを防ぐことも大事です。

睡眠以外にも実践したい「体力アップ」習慣

【食事】温度が高いものをしっかりかもう
春バテ対策は、体を冷やさないことが大切。冷たいものは避け、体温より高い温度の食べ物をとりましょう。よくかみ満腹中枢が刺激されれば内臓脂肪が燃焼され、体温が上がります。

【運動】少しきつい程度の運動を毎日しよう
日頃の運動は、春バテを防ぐための体力づくりに欠かせません。運動時間が取れない人は、階段を使う・電車では座らない・つま先立ちで家事をするなどがおすすめ。



* * *

春先に体調を崩しやすくなるのは、無意識のうちにエネルギーを消耗したり、自律神経が乱れたりしていたのですね。まずは、睡眠を見直して、年度初めの気ぜわしい日々を乗り切りましょう!

イラスト/鈴木衣津子 編集協力/長田由香


文=徳永陽子

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