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切り方で食感が変わる! 大根がいくらでも食べられる、きじま流作り置き「大根とベーコンの塩きんぴら」

  • 2024年3月4日
  • レタスクラブニュース


テレビや雑誌を中心に活躍する料理家のきじまりゅうたさんが、料理の基礎やコツをご紹介!
調理がラクになるちょっとしたコツや、料理が飛躍的に上手くなるノウハウ、誰も教えてくれないマル秘テク、目からウロコの簡単レシピなど「料理はおもしろい」ことを伝えたいと語るきじまさんのyoutubeチャンネル「きじまごはん」から、編集部厳選の記事をお届けします。



今回は、この時期の節約食材・大根を使ったレシピを紹介します。旬の大根は安くて大きいのでついつい買いすぎて持て余らせてしまう…なんてことありませんか? そんな大根で作り置き副菜にもお酒のおつまみにもなるレシピを紹介します。大根といえば和風のイメージですが、ベーコンとにんにくを使ったちょっと洋風の味付けに、家族ウケもバツグンですよ!

材料は大根とベーコンだけ! 旬の大根をお腹いっぱい食べられる



大根とベーコンを使ったレシピを紹介します。塩味のきんぴらみたいなイメージです。大根が大量に消費できて、作り置きおかずにもつまみにもなるので、旬の大根でぜひ作ってみてくださいね! 大根の切り方が、おいしく作るポイントですよ。

【材料】
大根:7〜8cm(300g) 
ベーコン:2枚
白すりごま:小さじ2 
ごま油:小さじ2

おろしニンニク:小さじ1/4
みりん:小さじ2
塩:小さじ1/2 

作り方



大根の皮をむきます。
今回は大根を煮るわけじゃなくサッと炒めるので、皮は厚めにむく必要はありません。なのでピーラーでむいていきます。



ピーラーでむくときは、材料に対して刃の角度を少し斜めにするとむきやすいですよ。
詳しくは大根の皮のむき方動画で紹介しているので、ぜひご覧ください!



皮をむいた大根を四つ割りにします。



四つ割りにした大根を、細めの乱切りにしていきます。



大根を回しながら切っていきます。多少、形が揃わなくてもオッケーです!



乱切りにすると、断面がたくさんできるのがいいんです。



今回のポイントはここです! 「大根を細長い乱切りにする」こと!
乱切りにすることで味の絡みもいいですし、食感に変化が出ておいしいです。この切り方を覚えておくといろんな料理に使えますよ。



サイズにばらつきが出てもかまいませんよ。食感に変化が出ますからね。こういう料理のときは、ばらつきが出てもいいと僕は思っています。



続いてベーコンを切ります。



ベーコン3枚を1センチ幅くらいに切ります。



熱したフライパンに、ごま油大さじ1/2をひきます。



大根を炒めていきます。フライパンに大根を入れたら、全体に油を絡めます。油が馴染んだら、焼き付けるような感じで炒めていきたいので、あまり触らず、焼きながら炒めていきます。
少し焦げた大根がおいしいんですよ〜。



大根をひっくり返してみて、うっすら焼き色がついていたら、ざっと混ぜます。また焼き色をつけながら3〜4分炒めていきます。あまり触らないでくださいね。



大根を焼いている間に隣のコンロでなめ茸などを作れば、一度に2品の副菜ができて、それで3日くらい過ごせますよ! 僕は最近、副菜を作る日を決めているので、材料を買ってきてバーっとまとめて作っています。



ざっと混ぜ、全体に焼き色がついているといいですね。



全体にうっすら焼き色がついたら、ベーコンを入れます。



ベーコンをカリカリにして、ベーコンの油で炒めるのがおいしいっていう考え方もありますが、今回はベーコンを具として考えるので、それほどカリカリには炒めません。



ベーコンが馴染んできたら、調味料を加えます。
まず、おろしニンニク小さじ1/4を油で炒めて香りを立てます。チューブのニンニクでいいですよ!



ニンニクのいい香りがしてきたら、塩小さじ1/2を加えます。しょう油味にしてもおいしいですが、今回は大根の白さを生かしたいので、塩で味つけます。シンプルな味でおしいですよ〜。



ちょっとだけ甘みを入れたいので、みりん小さじ2を加えます。



みりんが加わるとさらに焦げやすくなります。この焦がしがおいしいんですよね〜。



仕上げに、白すりごま小さじ2を混ぜて完成です!



「大根とベーコンの塩きんぴら」が出来上がりました〜!

試食



いただきます!



ん〜〜おいしい〜〜!



ほどよく食感が残った大根をかむと、じゅわっとジュースが出てきます。そこにベーコンのうま味、ガーリックの香り、ごまの香ばしさとリッチさが加わって、これは最高!



できたては酒のつまみにもなりますし、お弁当のおかずにもいいですし、もちろん作り置きにもいいですよね。今回は300gの大根で作りましたが、倍量作ってもすぐなくなっちゃいますよ。おすすめです!




今回、教えてもらった「大根とベーコンの塩きんぴら」について、気になるポイントをきじまさんに伺いました。

__大根を炒める時間に副菜を作るといいとおっしゃっていましたが、合間に作れるおすすめ副菜があれば教えてください。

きじまさん:この時期だと「菜の花の新グリル」が個人的に超お気に入りのおすすめレシピです! 菜の花はフライパンで焼くとおいしいというのが僕の持論(笑)あとはサラダやスープを添えるといいかと思います。

__最近のきじまさんは、週2で副菜を作り置きするとおっしゃっていましたが、一度に何品くらい作るのでしょうか? 

きじまさん:買い物に行って野菜を2〜3種類買ったら、1品目で作れる副菜を2〜3種類作る感じです。鍋で煮るもの、フライパンで炒めるもの、生で食べる漬物など、調理法が異なるものを作ると合理的でいいと思います。

__大根に火が通っているか心配で、長時間炒めて焦がしてしまいました…。炒める時間や火を止めるタイミングの目安があれば教えてください。

きじまさん:材料が分厚かったりすると火通りが悪くなります。竹串などを刺して火通りを確認するのが大切ですが、中が硬いけど表面が焦げてきたら、いっそのこと水を足して煮てしまうのもアリだと思いますよ。

__きじまさんがyoutubeチャンネルで紹介されていた大根の皮のむき方動画が大変参考になりました。ピーラーでむく方法だけでなく、包丁でむく方法も丁寧に教えてくださり、一生ものの知識だなと思いました。ありがとうございました!






きじまりゅうた
料理研究家。
祖母と母が料理研究家という家庭に育つ。
オリジナリティあふれるレシピと、わかりやすいトークを武器に、男性のリアルな視点から考えた「若い世代にもムリのない料理」の作り方を提案。現在は「NHKきじまりゅうたの小腹すいてませんか」「NHKきょうの料理」「NHKあさイチ」「CBCキユーピー3分クッキング」などのテレビ番組へのレギュラー出演をはじめ、WEB・雑誌 上でのレシピ紹介や、料理教室やイベント出演などを中心に活動している。著書も多数。youtubeチャンネル『きじまごはん』を配信中。

取材・文=ジョッキー

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