近頃、なんだかちょっと調子が悪いかも?という時は、腸内環境を見直すサインかもしれません。
食べ物から栄養を吸収する腸は、血液にのせて全身の細胞へ送り出す大切な器官。全身の7割もの免疫細胞が腸に集中しているといわれています。
腸内環境を良好に保つことが、免疫力アップの手助けになるんです。
そこで今回は、腸内の善玉菌の餌になる食物繊維やオリゴ糖が豊富な「玉ねぎ」と、生きた善玉菌(乳酸菌、ビフィズス菌など)がたくさん含まれている発酵食品の「納豆」に注目! 最強の腸活コンビのおかずをご紹介します。
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たっぷり玉ねぎの納豆つくね
肉だねに納豆を混ぜた、なめらかな舌ざわりのつくね。梅の風味がアクセントになって、後を引くおいしさ!
【材料・2人分】 *1人分320kcal/塩分2.3g
〈肉だね〉
・とりひき肉…200g
・ひき割り納豆…1パック(40g。添付のたれは使わない)
・玉ねぎの粗みじん切り…1個分
・梅干し(塩分10%のもの)…大1個
・片栗粉…大さじ2
・しょうゆ…小さじ1
・塩…小さじ1/4
・玉ねぎの薄切り…1/4個分
・ごま油…小さじ2
・酒…大さじ2
【作り方】
1 玉ねぎの薄切りはさっと水にさらし、水けをきる。肉だねの梅干しは種を除いて包丁でたたく。ボウルに肉だねの材料を入れてよく練り混ぜる。
2 フライパンにごま油を中火で熱し、肉だねをスプーンで直径約4cmの円形に落とす(全部で10個くらい)。両面を約2分ずつ焼き、酒をふる。ふたをして弱火にし、約3分蒸し焼きにする(途中一度上下を返す)。ふたを取り、水分が残っているようなら強火にしてとばす。
3 器に玉ねぎの薄切りを広げ、つくねをのせる。
▶︎レシピ考案は
堤 人美さん
料理研究家。身近な食材を手早く、おいしく、おしゃれに仕上げる“一工夫”のレシピが人気。
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玉ねぎ&納豆コンビでもう1品!
焼き玉ねぎの納豆だれ
玉ねぎをこんがり焼いて、納豆をたっぷりかけるだけ! 納豆にはわさびをきかせて味を引き締めます。
【作り方】
玉ねぎは1cm厚さの輪切りに。フライパンにオリーブ油を熱し、玉ねぎの両面をこんがりと焼いて器に盛ります。同じフライパンにみりんを煮立てて火から下ろし、しょうゆ、ひき割り納豆、練りわさびを加えて混ぜ、玉ねぎにかけてでき上がり。
▶︎レシピ考案は
牛尾理恵さん
料理研究家、栄養士、フードコーディネーター。体のことを考えた、実用的でおいしいレシピで人気。
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玉ねぎと納豆は、年中、お手軽価格でストックしやすいのも魅力です。腸活にぴったりなコンビを食事づくりに役立てて、季節の変わり目も元気に過ごしましょう!
レシピ考案/堤 人美、牛尾理恵 撮影/木村 拓、豊田朋子 栄養計算/スタジオ食
編集協力・文/singt