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これぞ、理想のマダム像!自分の将来に希望を持てる、素敵な歳の重ね方とは?『マダムたちのルームシェア』著者に聞きました

  • 2023年7月30日
  • レタスクラブニュース


素敵な歳の重ね方をしている人は、シニア・老年と呼ばれる年齢になってもイキイキとして輝いて見えますよね。まさに、そんな「理想のマダム像」が描かれていると話題になっているのが『マダムたちのルームシェア』です。Twitterでの投稿をきっかけに大きな反響を呼び、SNSで投稿される作品には8万超えいいねがつくことも!

趣味も気質も三者三様ですが、お互いを尊重する素敵な関係性は「いくつになっても、女友達って最高!」と思わせてくれます。

個性と魅力あふれる3人のマダムたち


ルームシェアしているのは、古くからの友人である沙苗さん、栞さん、晴子さん。3人の共同生活には、名画をイメージしたファッションで楽しむ美術館や良いことしか書いていないおみくじ、ちょっと贅沢する日など、何気ない日常を楽しむ工夫や考え方がたくさん。



また登場人物もとても魅力的です。
クールだけど面倒見がよく、しっかり者のおしゃれ番長、沙苗さん。
ハツラツとした性格のムードメーカー、栞さん。
おっとり癒し系だけれど、ときにハッとさせられる言動をする、晴子さん。

作中で描かれる3人のマダムたちの共同生活に、「こんなふうに歳を重ねたい!」「私も将来こうなりたい!」と憧れの声が多数寄せられています。年齢を重ねることをポジティブに受け止めながら毎日を楽しく過ごすマダムたちの魅力を、作者のseko kosekoさんにお聞きました。



3人のセリフやファッションにも、ぜひ注目して




――沙苗さんも、栞さんも、晴子さんも、みんな個性豊かで、魅力的ですよね。キャラクターの設定はどのように考えたのですか?

seko kosekoさん:芸能人や自分の身の回りには、私の理想とする方がたくさんいます。そんな素敵な方々から少しずついいところを取り入れて生まれたのが3人です。元気に動き回る祖母や、私のくだらないギャグに乗ってくれる家族、どこでも踊るのが好きな友人、芯がしっかりしていて美容好きの元職場のお姉様方、のほほんとしてるのにたまに毒づく友人、突拍子もないことで笑わせてくれる幼馴染、素敵な考えのフォロワーさん…。他にもたくさんの方々に3人は支えられています。人間は少しずつ変わっていく生き物なので、3人もいろいろな人のよいところを取り入れて、変わっていくと思います。

――言葉のセレクトや言い回しなど、作中でさりげなく呟かれるセリフや3人の掛け合いがどれも素敵で、センスを感じます。セリフを考える上で大切にしていることはありますか?

seko kosekoさん:攻撃的な言葉にならないようにしたり、お礼など相手を気遣った言葉を入れたりすることを大切にしています。センスを良くするために意識していることは特にないので、それでも素敵だと思ってもらえているのであれば大変うれしいです!

――お気に入りのセリフはありますか?

seko kosekoさん:「マダムたちと写真」はイチョウと一緒に写真を撮りに行くお話ですが、それぞれの服装を褒めるときの言葉が気に入っています。褒め言葉ってバリエーションが難しいのですが、うまく3人のお洋服を褒めることができたな♪と、思いついたときはうれしかったです。





――ファッションも三者三様のスタイルがあって、とてもオシャレです!それぞれのファッションポイントを教えてください。

seko kosekoさん:沙苗さんは、グリーンや爽やかな色合いの服が好きで、幅広く着こなす自信があり、それが服装にも出ていると思います。パンツスタイルだったり、スカートだったり、いろいろ着ます。

栞さんは、自分の好きな色・好きな服の種類を思い切り楽しんでいますね。暖色系のシャツスタイルが多いです。

晴子さんは、自分が一番褒められるスタイルで大体固定しています。腰の位置が高く見えるようトップスをインしてスカート。パステルカラーが明るく見えるのでお気に入りです。



過去がキラキラとした宝物になる、そんな歳の重ね方ができたら…

――仕草や行動など“マダムらしさ”を描くために工夫されていることがありましたら教えていただきたいです。

seko kosekoさん:自分がいざマダムになったらという想像もありますし、マダムたちの年齢に近いであろうお姉様方の仕草・行動は日頃からよく見るようにしています。

――ご自身が将来なりたいマダム像に、最も近いのは誰ですか?

seko kosekoさん:3人それぞれが私の理想なので、最も近いとなると悩んでしまいますね…。私はハキハキと動けて元気なマダムになるのもいいなぁと思っているので、栞さんでしょうか。



――本作の読者からは、「こんなふうに歳を重ねたい」と憧れの声が多く聞かれます。ご自身が理想とする歳の重ね方は?

seko kosekoさん:楽しいことや自分の好きなこと、新しい学びを忘れずに積み重ねていければいいなと思っています。過去を振り返ったときに、苦かった思い出も楽しかったことも、一つ一つ箱に並べた宝物みたいにキラキラしていたら嬉しいです。

――最後に、読者にメッセージをお願いします。

seko kosekoさん:こんなに沢山の方に、マダムたちの生活を見ていただけると思っていませんでした。ほのぼのしたいときに読んだり、モチベーションを高めたいときに読んだり、人によってさまざまな読み方があると思いますが、少しでも自分の将来に希望を持てたという方がいたら嬉しいです。

   *      *      *

何気ない日常を楽しみながらルームシェアするのは、個性あふれる3人のマダムたち。本作を読んでいると、ストーリーはもちろんのこと、沙苗さん・栞さん・晴子さんのそれぞれの人柄やセリフにも惹きつけられます。また優しい色使いやトレンドを取り入れたファッションコーディネイトも、seko kosekoさんが描く漫画の魅力。フルカラーで表現されるコーディネイト、ぜひ注目してみてください。

取材・文=松田支信

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