今年もいよいよ春野菜のシーズンが到来。最近はさまざまな野菜が通年販売されていますが、春野菜はこの時期だけしか楽しめないものが多く、特別感がいっぱいです。今回はみずみずしくて甘みもたっぷりつまった「新玉ねぎ」をおいしく味わうレシピをご紹介しますよ!
新玉ねぎとハムのチーズドレッシング
【材料・2人分】
ロースハム…3枚、新玉ねぎ…1個、粉チーズ…大さじ2、オリーブ油…大さじ2、レモン汁…大さじ1、塩…小さじ1/3、粗びき黒こしょう…少々
【下ごしらえ】
1.新玉ねぎ1個は縦半分に切って芯を取り、縦薄切りにする。薄切りにすることで、新玉ねぎのみずみずしさとシャキシャキ食感が楽しめます。
2.水を張ったボウルに入れ、手で4〜5回もみ、水けをよくきる。こうすることで辛みが抜け、調味料の味がしっかり入ります。水が濁るのが、辛みが抜けた目安。
【作り方】
1.ロースハムは3等分に切って細切りにし、新玉ねぎは下ごしらえをする。ともにボウルに入れ、さっと混ぜて器に盛る。
2.ボウルに粉チーズ大さじ2、オリーブ油大さじ2、レモン汁大さじ1、塩小さじ1/3、粗びき黒こしょう少々を入れて混ぜ、回しかける。
(1人分206kcal、塩分1.6g レシピ考案/井原裕子 栄養計算/スタジオ食)
新玉ねぎのみずみずしさを楽しむなら、薄切りにしてサラダにするのがおすすめ。辛みが少ないので、水の中でさっともみこむだけですぐに食べられます。ハムと一緒にあえると塩気がアクセントになって、新玉ねぎの甘みが際立ちますよ。
新玉ねぎのおかずは他にもいろいろ。まだあるおすすめのアイデア4つをご紹介します。
新玉ねぎとさば缶の粒マスタードあえ
コクのあるさばとみずみずしい新玉ねぎがよくマッチ! ボウルに粒マスタード・オリーブ油・ポン酢じょうゆを混ぜ合わせ、さば水煮缶、薄切りにして水にさらした新玉ねぎ、トマトをあえればできあがりです。
新玉ねぎとチキンの塩トマト炒め
うまみのある食材を合わせれば、塩とオリーブ油だけでも抜群のおいしさに! オリーブ油をひいたフライパンに新玉ねぎととりもも肉(塩・こしょうをもみ込む)を入れて蒸し焼きにし、さらに肉に火が通るまで炒めます。続いてトマトを加えて塩・こしょうをふり、トマトがくずれるまで炒めて。
牛肉と新玉ねぎのオイスター炒め
フライパンで牛肉・新玉ねぎを炒めて合わせ調味料(オイスターソース・おろししょうが・しょうゆ・砂糖・酒)をからめるだけの10分おかず。いつもの炒めものも、新玉ねぎで作ると甘みが倍増します。牛肉には下味(しょうゆ・酒・ごま油・片栗粉)をもみこんでおいて。レタスは火が通りやすいので、最後に加えてざっと炒めましょう。
新玉ねぎのしょうが焼き
春のしょうが焼きは、新玉ねぎを主役にして作ってみて。この一皿は2~3人分に新玉ねぎを3個も使って仕上げます。新玉ねぎは繊維を断つように1cm厚さにカット。豚バラ肉も厚さをそろえて小さめにカットします。豚肉→新玉ねぎの順に炒めて新玉ねぎに豚のうまみを吸わせたら、調味料(おろししょうが・しょうゆ・酒・みりん)を加えて全体にからめ、最後にせん切りのしょうがを炒め合わせて完成です。
今から5月頃まで楽しめる新玉ねぎは、乾燥させずに出荷するため水分を多く含んでいます。普通の玉ねぎよりも日持ちしないため、ポリ袋に入れて冷蔵庫で保存しましょう。
文=齋藤久美子(栄養士)