店に入る前にアメをなめる!? 経済ジャーナリストが実践する、絶対に無駄買いしない買い物のコツ

  • 2023年2月10日
  • レタスクラブニュース


※2023年5月5日に記事を修正・追記しました

食品の値段や光熱費が上がり、厳しい状況が続きます。家計を預かる主婦としては、この事態にどう対処するべき!? 経済ジャーナリストの荻原博子さんに聞いてみました。

食品の価格が毎月のように上がっているため、これまでと同じ食材を同じ量買っていても、財布から出ていく金額がかなり増えたように感じます。どうすれば食費を抑えられるのでしょうか。

荻原さんは、「工夫できることはまだまだあります。買った食品を捨てることなく食べ尽くす工夫や、買い物のときにムダなものを買わない工夫、食品の在庫管理のしかたなど、一つ一つ改めて見直してみましょう」と語ります。
買い物の前にやっておきたいこと、買い物のときに心がけること、そして買い物のあとにやるとよいことの3つに分けてアドバイスしてもらいました。

「食費増を乗り切る買い物術」今回は、買い物中にできることをご紹介します。

*  *  *

ムダ買いを防ぐために買い物中にできること

■1. 夕方買い物に行くなら店に入る前にアメをなめる


おなかがすいていると目についたものを買ってしまいがちなので、買い物はできるだけ夕方に行かないほうがベター。しかし夕方に行くときは、店に入る前にアメを1つ口に入れると口さみしくなくなって、買う量を抑えられます。

■2. 総菜売り場できょうのおかずのイメージをする


店に行くまでにメニューが決まらない場合は、最初に総菜売り場に行き、出来上がったものを見ます。総菜を買うのではなく、「から揚げにしよう」「焼きそばおいしそう」などと参考にして、メニューを決めてから買い物しましょう。

■3. きょうのおかずに必要な材料をカゴに入れていく


事前に決めたきょうのメニューに必要な食材をカゴに入れていきます。毎日買い物に行く人は、「あす食べるものは買わない」こと。あすには買ったことを忘れて、ムダにしてしまうことも。また、在庫があるものはダブって買わないようにチェックを。

■4. レジを通る前に元の売り場(陳列棚)に一品戻すことも検討


一とおり買うものをカゴに入れたら、レジに行く前にカゴの中を1回見直します。
(冷蔵品、冷凍品や生もの以外で)その中で優先順位が低いものがあれば、1つ、元の売り場(元の陳列棚)に返すことも検討を。例えば1つ200円のものを毎日返すと、1カ月で6000円減らせることに。
※ただし、そもそも不要なものはカゴに入れないようにすることが前提です

まだまだある! ムダ買いせず節約をかなえる買い物のアドバイス

■おトクに買える「直売所」に注目
近くにある農家の直売所やJAで運営している直売所、道の駅などは、今注目のスポット。地元の野菜を扱い、あまり輸送費がかからないため、新鮮な野菜が比較的安く入手できます。「JAファーマーズマーケット(直売所)」、「直売所ドットコム」などのサイトや、地域ごとに運営している直売所のアプリで検索して、探してみましょう。

■売り場を回って違うものが食べたくなったら…
「焼きそばにしよう」と思って買い物をし始めたものの、魚売り場まで来て、「やっぱり焼き魚にしよう」と思ったら、焼き魚のメニューに変更してOK。ただし、焼きそばのための食材は全部売り場に返すようにしましょう。

■「あると便利」をすぐカゴに入れない
スーパーでは何でも必要そうな気がしてカゴに入れてしまいがち。きょうの夕飯の食材を第一に考え「、いつか使うかも」と思う乾物や「あると便利かも」と思うレトルト食品などは後回しに。優先順位を考える癖をつけて。

*  *  *

無意識のうちについ買ってしまう「ムダ買い」を防ぐには、小さな工夫が必要! 今日の買い物からぜひトライしてみてくださいね!

イラスト/柿崎サラ 取材・文/生島典子
 
【レタスクラブ編集部】

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