値上げ続きで家計を少しでも切り詰めたい昨今。日々のランチをお弁当にできたら、大きな節約になりますよね。おかず1種ののっけ弁から始めてみませんか?ささっと作ってご飯にのせるだけなので、無理なく続けられますよ。
ねぎ豚丼弁当
【材料・2人分】
豚こま切れ肉…250g、長ねぎ…1本、グリーンリーフ…適量、温かいご飯…適量、甘辛だれ(おろししょうが…小さじ1/2、白すりごま…小さじ1、みりん…大さじ1、しょうゆ…大さじ1/2)、塩、こしょう、酒、片栗粉、ごま油
【作り方】
1.弁当箱にご飯を詰める。豚肉は塩、こしょう各少々、酒大さじ1をふり、片栗粉大さじ1をまぶす。ねぎはみじん切りにする。
2.フライパンにごま油大さじ1を中火で熱し、豚肉を炒める。肉の色が変わったら甘辛だれの材料を混ぜて加え、炒める。なじんだら、ねぎを入れてさっと炒め合わせる。
3.1の弁当箱にグリーンリーフ、2をのせる。
(1人分692kcal、塩分1.5g レシピ考案/ぐっち夫婦 栄養計算/スタジオ食)
※お弁当を作る時は、おかずをよくさましてからふたをして。熱いうちにふたを閉めてしまうと、蒸気が中にこもって細菌が繁殖しやすくなります。持ち歩くときは保冷剤や保冷バッグを利用するなど、保管方法にも注意しましょう。
ボリュームたっぷりのお弁当が、10分もあればできあがり! しっかり味の甘辛だれをからめているから、冷めてもおいしく食べられます。緑のサラダ野菜を添えれば、見た目もバッチリ。
おかず1つののっけ弁は他にもいろいろ。まだあるおすすめのアイデア4つをご紹介します。
ハッシュドビーフ弁当
濃厚ソースがおいしい洋風弁当も5分で完成。フライパンに合わせ調味料(トマトケチャップ・中濃ソース・オイスターソース・酒・おろしにんにく・バター)を入れ、牛切り落とし肉、パプリカ・マッシュルームを加えてふたをし、時々混ぜながらとろみがつくまで煮ればできあがり。牛肉は手でちぎり、パプリカとマッシュルームはキッチンバサミで切りながらフライパンに入れればまな板いらず!
豚の卵とじ弁当
前日の夜に仕込んでおくと、朝がラクチン。保存袋に豚こま肉・玉ねぎ・しいたけ・和風だれ(しょうゆ・砂糖・みりん)を入れてもみこみ、冷蔵庫で一晩漬けておきましょう。翌朝は、油をひいたフライパンで炒めて少量の水を加え、煮立ったら溶き卵を回し入れて蒸し焼きにしてご飯にのせて。味がよくしみ込んだ具材が絶品です。
プルコギ弁当
牛切り落とし肉・玉ねぎ・しいたけ・にんじん・にんにく・たれ(しょうゆ・砂糖・白いりごま・酢・一味とうがらし)を袋に入れてよくもみ込んだ「プルコギの素」は冷蔵庫で約3日間保存が可能。余裕がある時に仕込んでおけば、朝はさっと炒めるだけで手早くお弁当が作れます。
冷凍チャーハンでオムチャーハン弁当
あわただしい日は、冷凍チャーハンをお弁当箱に詰めてしまうのもあり! 卵をのせると見映えも◎です。卵には塩・こしょうとともにマヨネーズ(1個につき大さじ1)を混ぜ、フライパンの上で大きく混ぜながら火を通すとふわっと仕上がりますよ。
※お弁当を作る時は、おかずをよくさましてからふたをして。熱いうちにふたを閉めてしまうと、蒸気が中にこもって細菌が繁殖しやすくなります。持ち歩くときは保冷剤や保冷バッグを利用するなど、保管方法にも注意しましょう。
おかず1つでも、今回ご紹介したようなお弁当なら見た目・味・ボリュームともに大満足! 緑の野菜を添えるとお弁当の彩りがぐっとアップするので、万能ねぎやレタスなどのカットしてすぐに使える野菜を常備しておくといいですよ。
文=齋藤久美子(栄養士)