ふとカレーの香りをかぐと、とたんに脳内がカレーが食べたいモードに切り替わることありませんか? カレー粉には食欲増進に役立つスパイスがたっぷり! 「食欲はないけど食べておかないと疲れが取れない…」という時には、カレー粉を使った料理がいいかもしれません。というわけで今回は野菜たっぷりのカレー炒めを5つご紹介。忙しい日はカレーライスよりも、炒めるだけのカレー炒めが手軽です。
ざくざくなすのカレー炒め煮
【材料・2人分】
なす…4個、とりひき肉…200g、にんにくのみじん切り…1片分、しょうがのみじん切り…1かけ分、赤とうがらし…1本、洋風スープの素(顆粒)…小さじ2、サラダ油、カレー粉、塩、トマトケチャップ
【作り方】
1.フライパンに油大さじ2、にんにく、しょうがを入れ、赤とうがらしは種を除いてから加え、弱火にかける。香りが立ったら強めの中火にし、ひき肉を加えて木べらでほぐしながら炒める。肉の色が変わったらカレー粉小さじ2〜5(好みの辛さに)、塩小さじ1/2強を加え、約2分炒めて火を止める。
2.なすは皮むき器で薄く皮をむき、縦半分に切ってから縦1cm幅に切る。1を中火にかけ、なすを加えて炒める。
3.全体に混ざったら水1カップ、スープの素を加え、なすがやわらかくなるまで約10分、時々混ぜながら煮る。ケチャップ大さじ1を加え、同様に2〜3分煮る。
(1人分365kcal、塩分3.4g レシピ考案/本田明子 栄養計算/スタジオ食)
ひき肉と一緒に香ばしく炒めたカレーの旨みをたっぷり吸い込んだなすが絶品! なす1袋を全部使っても、ペロリと平らげられるおいしさです。なすは皮をむいた方が味がしみ込みやすくなり、しっとりと仕上がりますよ。
カレー炒めは他にもいろいろ。まだあるおすすめのアイデア4つをご紹介します。
トマトとさば缶のカレー炒め
トマト、さば水煮缶、玉ねぎを、合わせ調味料(しょうゆ、カレー粉、塩)で炒め合わせるだけの10分おかず。トマトは最後に加えてみずみずしさを残すようにさっと炒めて。
ゴロゴロそぼろのカレーチーズ炒め
じゃがいもはフライパンで蒸し焼きに。空いたところに合いびき肉をパカッと投入し、粗く割りながら炒めます。色が変わったらモッツァレラチーズとミニトマト、カレー塩(カレー粉、塩、粗びき黒こしょう)を炒め合わせて器へ! 子どもにも人気の一品です。
切り干し大根と豚バラのカレー炒め
切り干し大根のシャキシャキした食感がクセになります。味つけはにんにく、カレー粉、しょうゆ、塩でシンプルに。盛りつけたらこしょうを多めにふって、スパイシーに仕上げましょう。
から揚げとほうれん草のカレー炒め
市販のから揚げを、野菜たっぷりな一皿にアレンジ。サラダ油とカレー粉を香りが立つまで炒めたら、ほうれん草を加えて塩、こしょうで調味。しんなりしたらトースターでカリッと焼いたから揚げを加えます。
カレー粉は、ターメリック、コリアンダー、カルダモン、とうがらし…など数十種類のスパイスをミックスしたもの。まだまだ厳しい残暑が続きそうな今夏は、スパイスのパワーで疲れを吹き飛ばしましょう!
文=齋藤久美子(栄養士)