サイト内
ウェブ

【紆余曲折】3つの失敗から学んだ「在宅時1人ランチ」に出た答えとは?

  • 2022年8月24日
  • レタスクラブニュース


私が家に1人でいるときのランチは、ジューサーを回すだけでできあがるグラスたっぷりの「オリジナル野菜ジュース」と決めています。家に家族がいなくて1人だけだと「冷蔵庫の残り物でいっか」「洗い物が面倒だからカップ麺でいいや」など「○○でいい」になりがちです。そういなんとなく「○○でいい」という後ろ向きなランチをやめると、いろいろといいことがあるんです。

と偉そうにいう私ですが、この「1人在宅時のランチは野菜ジュース」に至るまでには3つの失敗がありました。その変遷をお伝えします。

1つ目の失敗は、「その日の気分に合わせて、自分好みのパスタをがっつり食べる日々」。わが家の食事は基本的に私が作るのですが、その内容はというと、私の好みは二の次で家族の好み優先です。
家族が喜んでくれれば、それはそれでうれしいのですが、なんというか、自分が食べる楽しみはそんなに多くありません。ということもあり、自分のために自分の好きな味のパスタを作る平日の1人ランチは、「ただ食べる」のではなく「私のために私が好きなものを食べる」幸せをかみしめられる時間だったのです。

しかし1点問題が。それは「1人でがっつりパスタを食べると、たいてい食べ過ぎてしまい、そのあとのエンジンがなかなかかからない」こと。食後は満腹になってゆっくりしすぎてしまい、さらには眠くなるという悪循環でした。
朝食を十分にとり、午前中は家でパソコン仕事という私には、昼にパスタは食べ過ぎだったようです。

そして2つ目の失敗は「割り切ってランチは毎日手軽な袋麺にした」こと。袋麺は気に入った味を何種類もまとめ買いしてストックしているわが家。当時はお昼に毎日袋麺を食べていたことから、昼どきになると「さあ今日はなににしようかな? みそ味? それともしょうゆ味?」と好きな味を選ぶのがささやかな楽しみでした。
しかも作ってから食べ終わるまで10分くらいしかかからず非常にラク。おなかもほどよく満たされ、食後は幸せな気持ちに。ですが根がズボラな私は、1人ランチの袋麺に野菜や卵などをトッピングする気力はなく、素ラーメンとして調理し食べていました。この食べ方を続けるうちに「袋麺が食べたい!」というより「ま、今日も袋麺でいっか」と、だんだん妥協的な気持ちに……。

最後、3つ目の失敗は、「思い切って昼を抜いた」こと。人と会って外でランチをするときはしっかり食べるし、そもそも朝も夜もきちんと食べているんだから、1人の在宅ランチは胃を休ませる意味でも食べない方が良いのでは? と思った当時の私。これは始めて早々に断念しました。だって昼は食べなくても意外と平気ですが、15時過ぎるころはお腹が空いちゃうのです。
そしておやつに手を出し、食べ過ぎるという本末転倒。当たり前ですが、昼はきちんと時間を決めておなかに入れたほうが、夜までのパフォーマンスも上がるんだなあと学びました。

そんなわけで私が3つの失敗から学んだ、在宅時の1人ランチで大事なことは「おなかがいっぱいになるまで食べない」「体にいいものを食べる」「昼食ぬきはよくない」の3つ。じゃあ具体的に何を食べるの? とあれこれ考えてみたところ、出た結論は「適度な満腹感は必要」「家族の残り物を食べるのは自己肯定感が上がらないからいやだ」「かといって1人ランチに手間と時間をかけたくない」「食後の洗い物も増やしたくない」「家にあるもので作りたい」「栄養バランスが取れた低カロリー希望」。とわがままなものでした。でも、なんと! これらの条件を全部満たすメニューが1つ見つかったのです。それが「オリジナル野菜ジュース」でした。

この野菜ジュース、冷蔵庫にあるものだけで作っているのですが、冷蔵室の残り物のおかずを食べるのとは違い「自分のために良いことしてる」感があるから不思議です。ふだんの野菜不足も補えるし、たくさん飲んでも胃にもたれないし、洗い物はジューサーとグラスだけ。余りがちな使いかけの野菜などを使って作ることからフードロスも削減できるし、食べすぎの罪悪感もないんですよね。このマイブーム、しばらく続きそうな予感です。

シンプルライフ研究家 マキ


不要なものは持たない「シンプルライフ」を通して、心に余白をつくる提案をする。雑誌やテレビなどで発信や講演活動も行なう。著書は『なくす家事』(小社刊)はじめ13冊。夫と中学生、小学生の女の子の4人家族。オンラインサロン「シンプルライフ研究会」主宰。

撮影/林 ひろし 編集協力/宇野津暢子 デザイン/河村かおり(yd)

文=レタスクラブ編集部

キーワードからさがす

gooIDで新規登録・ログイン

ログインして問題を解くと自然保護ポイントが
たまって環境に貢献できます。

掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。
Copyright (c) 2016 KADOKAWA Corp All Rights Reserved