1年の最初の節句として知られる1月7日の七草の節句。縁起のいい7つの野菜を入れて無病息災を願うのが、古くから伝わる風習です。でも正直、「七草は家族が好きじゃない」「七草じゃもの足りない…」という人も多いのでは?
それなら好みの食材を入れて、おいしいおかゆを作ってみてもいいかもしれません。おかゆはお米からじっくり炊くと、ふっくらとしたやさしい口当たりに。ほったらかしでできるレシピをまとめてご紹介!
大根がゆ
【材料・3~4人分】
基本のとりがゆ(とり手羽中…6本、米…1合、塩)、大根…7cm、すだち…2個、しょうがのせん切り…1/4かけ分、粗びき黒こしょう
【作り方】
1.大根は2cm角に切る。すだちは横半分に切る。
2.鍋に米、手羽中、大根、塩小さじ1と1/2を入れ、水7と1/2を加えて火にかける。
3.沸騰にしたら弱火にし、アクを丁寧に取り除く。
4.ふたをして少しずらし、約40分煮る。煮ている間は、ぬめりが出るのでかき混ぜないこと。アクが出たら、そのつど取り除く。米がやわらかくなり、とろみがついたら火を止める。
5.4を器に盛り、しょうがをのせてこしょう適宜をふり、すだちを搾る。
(1人分207kcal、塩分2.3g 調理/瀬戸口しおり 栄養計算/スタジオ食)
とりの旨みと大根の甘さが、口の中にやさしく広がります。煮ている間は混ぜないこと。混ぜてしまうと粘りが出てこげつきやすくなってしまいます。しょうがやすだちの香りも上品。
ほったらかしで作る絶品おかゆは他にもいろいろ。まだあるおすすめのアイデア4つをご紹介します。
ほうれん草とカリカリベーコンがゆ
基本のとりがゆは前出の「大根がゆ」を参考に。最後にトッピングする、炒めたベーコンとほうれん草がいいアクセント!
チャオガー
炊飯器のおかゆモードを使えばさらに簡単! 炊飯器に、米、手羽元、スープの素を入れて炊き、好みで香菜やしょうがをのせて。ベトナムの屋台料理です。
卵がゆ
仕上げに溶き卵をゆっくり回し入れても◎。半熟になったところで火を止めて、とろとろの食感を楽しんで。
梅しらすがゆ
梅干しとしらすは日本のおかゆの大定番! せっかくお米からおかゆを炊くなら、みりんを少し入れるとほのかな甘味が加わって、深みが増しますよ。
お正月に食べ過ぎた胃を休めるのにもうれしいおかゆ。米から炊いた本格的な味わいをぜひ堪能してみてください。
文=齋藤久美子