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「癒やされ」間違いなし! ぬくもりを宿す木彫りの動物たち

  • 2021年7月30日
  • レタスクラブニュース
大切な家族の一員である犬や猫などの動物や、動物園や水族館で好きになった生き物など、多くの人は、「自分にとっての大切な動物」がいると思います。

三重県の古民家にアトリエを構えるはしもとみお氏は、そんな大切な動物たちの命を、あたたかなぬくもりを宿した木彫り彫刻として彫り出す動物彫刻家です。




見た者を癒やす木彫りの動物たち





きらきらの瞳に、ふさふさとした毛。くるんとした躍動感あふれるしっぽーー。
まるで今にも動き出しそうなこの黒柴は、実はクスノキの木材から掘り起こされた彫刻。
耳や鼻部分に指輪をかける「リングピロー」として暮らしに寄り添ってくれる、はしもと氏の作る木彫り雑貨のひとつです。








他にも、猫と犬のスプーンや、ツバメのブローチ、うさぎのレリーフなど、暮らしのなかでふと笑みがこぼれてしまうような愛らしい雑貨がたくさん!
部屋の中の彼らに、忙しい毎日でも癒やされること間違いなしでしょう。

命を彫り出す彫刻家・はしもとみお


はしもと氏は「命を彫り出す彫刻家」として、「情熱大陸」でも放映された動物彫刻家。
昔、写真を元にいなくなってしまった実家の猫の彫刻を作ってみたところ、あんなに抱っこした姿かたちをうまく思い出せないことに驚いたそう。
それから目の前の生き物の感情や命そのものを表現することをずっと試みてきたのです。
動物たちと真剣に向き合ってきたはしもと氏だからこそ、その手から生まれる彫刻はまるで生きているかのような躍動感を持っています。
冒頭の黒柴のモデルとなったのは、はしもと氏の飼い犬の月くん。
比べてみても、こんなに瓜二つ!




木彫りは楽しい! 世界にひとつだけの手作り木彫りを







木彫りというと、中学校の図工の授業でしかやってことがない! という人も多くいると思います。
しかし、あまり構える必要はありません。
「失敗をこわがらないで彫り進めることが大事」とはしもと氏は言います。
目の前にいる動物をしっかり観察して、姿かたちを彫り出そうとすることで、自然とその人の想いが込められます。愛情を持つことが、ものづくりをするにあたっていちばん大切なことなのです。

今飼っている動物をモデルに、楽しみながら作ることで、世界にひとつだけのオリジナル木彫りが作れてしまうかもしれません。

文=ツチヤトモヨシ

【著者プロフィール】
はしもとみお
三重県北部の古い民家にアトリエを構え、動物たちのそのままの姿形を木彫りにする、肖像彫刻家。各地の美術館で、木彫りの動物たちに間近で触れ合える展覧会を開催するほか、動物たちの肖像・イラスト制作、フィギュアやオブジェの原型制作等も手がける。


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