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薄着の季節、コロナ太りから脱したい! ダイエットが続かない人のNG習慣とは

  • 2021年4月10日
  • レタスクラブニュース


コロナ禍でステイホームを心がけていたこの1年。家で過ごす時間が長くなるとついつい間食が増えてしまいませんか? 薄着の時期がやってくる前に緩んでしまった体型をなんとかしたいと思っている人も多いはず!
そこで今回レタスクラブでは、「ダイエット」についてのWEBアンケートを実施。子育て中の主婦(回答511人)に、チャレンジしたことのあるダイエット方法やダイエットの失敗談を聞きました。

■この1年で体重が増えた人多数! コロナ禍による生活習慣の変化が原因か




自分のスタイルについて不満があるか聞いてみると、「ある」「少しある」を合わせて90%以上の人が何かしら思うところがある様子。




ここ1年ほどで体重が増えたと答えた人が半数以上。「増えた」と答えた方にさらに質問してみました。

体重が増えた理由は何だと思いますか?
【自由回答】
・おうち時間が増えて、ストレスから食べてしまう事が度々ある。
・仕事が忙しくて遅い昼ごはんを一気にたくさん食べてしまう。
・テレワークになり歩く機会が激減。ずっと家にいるのですぐに間食してしまう。
・コロナ禍で遊びに行かない分、お取り寄せデザートなどで贅沢をしていた。
・出歩く機会が少なくなり外見を気にしなくなった。またストレスでお酒の量が増えた。

あなたが「自分が太った」と思うのは具体的にどんな時ですか?
【自由回答】
・いつも履いているパンツのウエストがきついと感じた時。
・顔が丸々としてきてマスク跡がくっきりついた時。
・風呂上がりに鏡に映った自分を見て、お腹と太ももの大きさに愕然とした。
・フォトスタジオで家族写真を撮った時に自分を客観視して太ったなと思った。

など、おうち時間が増えたことでつい目の前にあるお菓子を口にしてしまう、テレワークになり日々の運動量が減った、といったように、コロナ禍において生活習慣が変わったことが体重増加に起因しているという回答が目立ちました。

■あと数キロ落としたい…。ダイエットに挑戦するもリバウンド経験者多し!







あと3〜5kg体重を減らしたいと思っている人が多い様子。その「あと数キロ」が本当に難しいんですよね…。




リバウンドしてしまった経験を聞くと、一度ならず2度以上と答えた人が約半数!やっぱり皆さん苦労されているんですね。

■モチベーションを保つのが難しい…!続かなかったダイエット





ダイエットが続かなかった理由を聞くと、「モチベーションが保てなかった」「面倒くさくなった」「誘惑に負けてしまった」など、意思を強く持ち続けることの大変さが見て取れました。

これまでにチャレンジして成果が出なかったダイエット方法は何ですか?
【自由回答】
・ウォーキング。コンビニ寄ってお菓子買って帰ってた。なにしてたんだろう…。
・スープやドリンクなど、同じものばかり食べるダイエットは飽きてしまって続かない。
・サプリメントダイエットはいろんな商品を試したが全く効果がなかった。
・炭水化物抜き。我慢する系のダイエットはイライラしてしまう。

ダイエットにまつわる失敗談があれば教えてください。
【自由回答】
・食事制限をするとストレスでかえって暴飲暴食してしまう。
・プチ断食をしたらより食べたい欲が今まで以上に沸いてしまった。
・甘いものを我慢しすぎてイライラしてまわりに当たり散らしていた。
・ダイエットで体重は落ちたけどしわっぽくなった。
・若い頃から無理なダイエットをして痩せては太りの繰り返し。そのせいで痩せにくい体を作ってしまったと反省。

■ストイックになりすぎないで!ダイエットは心と体のバランスを整えるところから


ダイエットしたい気持ちはあるのにどうしてもそれが続かない!そんな声が多く聞こえてきた今回のアンケート。そこで今回は、福岡県のみやま市工藤内科院長・工藤孝文先生に、ダイエットを続けるためのコツを聞きました。


――工藤先生が考える、ダイエットに一番重要なことはなんですか?

痩せたいのに食べることがやめられないというのは、心と体のバランスが崩れている状態です。「心身一如」と言われるように、心と体は繋がっています。心身の不調があると必要以上に食べすぎてしまうので、まずは「自然体」でいることを心がけましょう。
僕はよく東洋医学における「中庸」(過不足のないこと)という言葉を使うのですが、ダイエットでも心と体をニュートラルな状態に持っていくことが大切です。

そのためにはまずは生活習慣を整えることからはじめてみてください。具体的には、朝起きたらカーテンを開けて日光を浴びる習慣をつけましょう。朝日を浴びることで、自律神経を整える働きがある「セロトニン」が活性化され、それが夜に「メラトニン」という睡眠ホルモンに変わり、質の良い睡眠につながります。
生活習慣がダイエットに直接関係あるの?と思うかもしれませんが、これがまずベースとなる基本的な考え方です。



――日々忙しく早寝早起きが難しい人やストレスの多い人でも続けられるダイエット習慣があれば教えてください。

おすすめなのは出汁を習慣的に飲む「出汁ダイエット」です。かつお節、煮干し、刻み昆布、緑茶をミキサーでパウダー状にしたものにお湯を注ぐだけ。かつお節に含まれる「ヒスチジン」という成分が、体内で食欲を抑える働きをする「ヒスタミン」になり、脳内の満腹中枢を刺激して食欲をおさえることができます。
水筒やタンブラーに作った出汁を入れておいて、日中ちょっとずつ飲んでいると、気持ちがほっと落ち着いてリラックス効果もありますし、驚くほどお腹が空かないですよ。仕事の合間に飲んでいるコーヒーを出汁に変えるだけでもかなり変わると思います。

――今回のアンケートでは「ダイエットが続かない」というお悩みの声が多くありました。ダイエットを続けるための秘訣があれば教えてください。

ひとつのダイエット法が停滞してくると、そこで全てを諦めて終了してしまう人が多いのがもったいないですね。そのダイエット法に飽きているだけなので、ゲーム感覚で手を変え品を変えいろいろなダイエット法を試してみてください。停滞期に入ったときの自己嫌悪が一番の大敵なので、「続けるの無理だな」と感じたらすぐに違うダイエット法に切り替えるのがコツです。ひとつのやり方に固執してストイックに続ける必要なんてないんです。

例えば「緑茶珈琲ダイエット」を数週間続けてみて、それに飽きたら「おかずみそ汁ダイエット」を始める、というふうに、ダイエットを始める前に次のダイエット計画を先に決めておくといいですよ。いろんなダイエット法を経験すると、「こういう時はおからヨーグルトでお腹を膨らまそう」とか、「温かいものが食べたいからおかず味噌汁ダイエットがいいな」とか、合わせ技ができるようになってきます。いろいろ試しているうちに自分の体質に合うダイエット法もわかってくるでしょう。

――コロナ禍のステイホームの影響で運動不足になっていると感じている人も多いようですが…

運動不足で太ってしまったと思い込んでいる人をよく見かけますが、実は運動不足なだけでは太れないんですよ。なぜ間違えやすいのかというと、「運動すると痩せる」のは正しいから。しかしちょっとした運動で消費できるカロリーなんてたかが知れていますから、要は食べすぎているだけなんです。まずはそこから思い込みを覆して「自分は食べすぎているんだ」と気づいていかなくてはいけません。
認識のズレを改めるために効果的なのは、食べるもの全てを写真に撮って1日の終わりに見返すこと。間食も含めて自分がどれだけ食べているのかが視覚からわかりますし、写真を撮るという行為のワンクッションがあることで食欲の衝動性が弱まると思います。



――最後に、今年こそダイエットを頑張りたいという人にむけてメッセージをお願いします。

人間って意思が弱いので目の前に食べ物があったら絶対に食べてしまうんです。コロナ禍の昨今では一度の買い物で大量購入する人も増えていますが、ダイエットにおいては必要以上に家に食べ物を置かないのも大事です。

そして人は完璧じゃなくてもいいということを忘れずにいてほしいですね。ダイエットの専門家である僕でも体重がかなり変動するくらいですから。調子の悪いときは甘いものを食べてもいい。ゆるく長く構えて、心身のバランスを第一に考えていきましょう。

文=宇都宮薫

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