ウチのモラハラ旦那&義母、どーにかしてください!闘う嫁のサバイバル術3話
もう、いい嫁キャンペーンは終了だ! 結婚後に豹変したモラハラにしてマザコンの夫、そして嫁を召使い扱いするサイコパスな義母。ヤバすぎる親子にいびられ続けた嫁の逆襲が今、はじまる……!
Twitterで16万人以上のフォロワーから熱く支持されたmaronさんの痛快エッセイ『ウチのモラハラ旦那&義母、どーにかしてください! 闘う嫁のサバイバル術』から、厳選エピソードを10回連続でお送りします。今回は第3回です。
※本作品はmaron、高田 真弓著の書籍『ウチのモラハラ旦那&義母、どーにかしてください! 闘う嫁のサバイバル術』から一部抜粋・編集した無料試し読み連載です
モラハラ旦那編
旦那に朝食を用意しても時間がないといって食べないので作るのをやめたんですけど、先日旦那が友達に「オレ、朝食べないんだよね~だって朝ご飯出てこないから~」と言っていました。その日からですね、完全犯罪に興味を持ったのは。
朝ご飯いらないって言ったよね?人前で嫁を下げる夫はモラ男決定!
妻として母親として、家族の健康を願うのは当然。エネルギッシュな一日を送ってほしい……そう願い、毎日朝ご飯を作り続けてきました。
しかし、毎晩のように飲み会で帰りが遅い旦那は、家を出る15分前までベッドの中。
「食べる時間ないから、朝ご飯はいらない」
ある日、そう言われてから朝食の用意をやめました。
数少ない旦那の友人が遊びに来たとき、たまたま朝食の話題になりました。
毎朝自分で朝食を作っているとやや自慢げに話す友人に、"マジ? 嫁に確認するぞ?"と内心思いながら、私は「へ~ すごいすごい」と真顔であいづちを打ちました。
自分より下と思っていた友人にマウントを取られた旦那。いつもの虚言癖が炸裂します。
「オレは何年も朝ご飯は食べてない。出てこないから(笑)」
おいおい、寝言は寝て言え〜。
私を”ぐうたら主婦”に仕立て上げた旦那は、苦笑いする友人に満足そうな表情。
いつも義母と一緒に「旦那を立てろ」とほざくくせに、人前で嫁の評価は下げて当たり前なのです。
怒りを通り越してあきれた私は笑顔で言いました。
「明日から30分早く起こすから絶対、食・べ・て・ね!」
旦那は「あ…… あ……」と『千と千尋の神隠し』のカオナシ状態に。有言実行がモットーの私は、翌朝から夕食の残りフルコースを食卓に並べています。
モラハラ夫に「食べきれない」と言われたら、自分でラップをかけさせて夕食に食べてもらいましょう。
著=maron、高田 真弓/『ウチのモラハラ旦那&義母、どーにかしてください! 闘う嫁のサバイバル術』(KADOKAWA)