サイト内
ウェブ

お鍋に入れるとうま味アップ!スープが美味しくなる食材3つ

  • 2017年12月31日
  • Life & Aging Report

何かと忙しい年末年始。ご自宅でゆっくり食事の支度をする時間が取れない方も多いのではないでしょうか。そんな時に便利なのが「お鍋」です。準備は食材をカットするだけ! さらに、外食続きで不足しがちな野菜もたっぷりとれますね。

どんな食材を選んでも美味しく食べることができるお鍋ですが、うま味成分たっぷりで、とくにお鍋を美味しくする食材を3つご紹介します。

■うま味の相乗効果を活用する

昆布やかつお節、干しシイタケにうま味成分が含まれることは有名です。和食の基本でもある出汁は、昆布+かつお節、昆布+干しシイタケなど、2つ以上の食材を使って出汁をとる場合がほとんどです。

1種類の食材から出汁をとってもいいのですが、うま味には相乗効果があります。昆布に含まれるうま味成分「グルタミン酸」に、かつお節に含まれるうま味成分「イノシン酸」を合わせることで、より美味しく感じるのです。

お鍋も同じです。お鍋の出汁は昆布でとることが多いですから。イノシン酸やグアニル酸を多く含む食材を入れることで、グッとうま味が増します。

■お鍋に入れるとうま味がUPする食材3つ

(1)ドライトマト

トマトはもともとうま味成分「グルタミン酸」の多い野菜です。干すことでグルタミン酸にグアニル酸が加わります。

生のトマトをそのまま入れると、トマト味のお鍋になってしまいますが、ドライトマトなら隠し味として裏方を担ってくれます。

千切りにしたドライトマトをお鍋に入れれば、いつもとは違った風味のスープが出来上がり、〆には、スープを利用してリゾットやパスタも楽しめます。

(2)えのき

キノコもうま味が多い食材です。干しシイタケでもいいのですが、具材の一つとしても楽しみたいならエノキがおすすめ。エノキは、加熱することでグアニル酸が生まれます。

お鍋の具材の一つとして食べるのはもちろん、最後に残しておいて、ヘルシーな〆の麺として食べてもいいですね。

(3)海苔

海苔は、グルタミン酸・グアニル酸・イノシン酸という3つのうま味成分を含む食材です。ですから、他の食材と合わせることなく美味しさを感じることができます。

刻み海苔をお鍋に加えて煮溶かし、海苔鍋として楽しんでもいいですし、ポン酢に海苔を溶いてもOK。うま味がプラスされるだけでなく、見た目も変わり、いつもと違ったお鍋が楽しめますね。

お鍋はヘルシーだけど、いつも同じ食材ばかりで飽きてしまった、お鍋の味が物足りない、と感じている方、ご紹介した食材を加えて、いつもとは一味違ったうま味鍋を楽しんでみてはいかがでしょうか。

(美養フードクリエイター・中医薬膳師 岩田まなみ
料理教室Manami’s Kitchen主宰。パリのEcole Ritz Escoffierにてフランス料理を学びDiploma取得、本草薬膳学院にて薬膳を学び、中医薬膳師の資格を取得。健康リズムカウンセラー、味覚カウンセラー(スタンダード)。自著「ヤセ菌が増えて太らない食べ方」(2016年・自由国民社)。コラム執筆、雑誌、TVなど多数のメディア出演実績がある。)

【関連記事】
・痩せるつもりが逆効果!栄養士が教える「太りやすい食事法」
・おにぎり&スープは痩せにくい!?ランチ選びの落とし穴3つ
・養蜂を見極めて!美容家が本当に食べている「ハチミツ」3選
・止まらない食欲に!栄養士が教える「食べ痩せ」ポイント3つ

【参考】
※うま味の成分 – 日本うま味調味料協会
※うま味の多い食材一覧 – うま味インフォメーションセンター

あわせて読みたい

キーワードからさがす

gooIDで新規登録・ログイン

ログインして問題を解くと自然保護ポイントが
たまって環境に貢献できます。

掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。
(C) 2024 Life & Aging Report. All Rights Reserved.