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夏の冷えと怠さにはコレ!意外と身近にある「薬膳食材」3つ

  • 2017年7月3日
  • Life & Aging Report

季節の変わり目は、気温差に身体がついていけず自立神経が乱れやすく、さまざまな不調が現れる時期でもあります。

そこで今回は、季節の変わり目に起こりがちな不調に効果のある中国食材を、世界中医薬学会連合会認定・国際推拿按摩師の佐藤享子さんに伺いました。

■冷え性・むくみを予防したいなら「陳皮」

この時期は外の温度が高くなるため、室内のエアコンも強くなり冷え性に陥りがち。また、天候の悪い日が続くと、体内の水分の巡りが悪くなり、むくみも起こりやすいのです。
そこでおすすめしたいのが「陳皮(ちんぴ)」。陳皮とは、みかんなど柑橘類の皮を乾燥させたもので、生薬の一種です。陳皮は身体を温める効果もあるので、冷え性の改善に効果的。また、「陳腐(ちんぷ)」は血を促進する効果もあるので、こちらも冷え性に効果的です。夏の暑い日になりやすい食欲不信にも効果があります。

作り方

柑橘系のフルーツの皮を剥き、みじん切りにしてカラカラになるまで日光に当てれば完成です。

取り入れ方法

大根や白菜などの浅漬けの調味料にしても、うどんや蕎麦の風味づけとして食べてもいいでしょう。

■なんとなく怠いときには「クコの実」

雨が続くと、身体は副交感神経が優位になります。副交感神経は身体をリラックスモードにさせますが、「怠い」「眠気が取れない」などの症状を引き起こします。
そこでおすすめしたいのが「クコの実」。よく、杏仁豆腐のトッピングに使われている赤い実のことです。欧米では「ゴジベリー」と呼ばれ、ミランダ・カーも食事に取り入れていると言われるスーパーフード。
クコの実は、精神不安を改善したり、不足しがちな血を補うことから疲労回復を改善してくれる効果もあると言われています。

入手できる場所

ドライフルーツ売り場や、中華食材を扱っているお店、ネットショップなどでも手に入れることができます。

取り入れ方法

おかゆやスープに入れたり、ヨーグルトなどに入れて食べてもいいでしょう。

■めまいや貧血気味なら「大棗(たいそう)」

季節の変わり目に「朝が辛くてなかなか起きられない」「倦怠感があり、めまいがする」などの体調不調を感じる人も多いのではないでしょうか。もしかすると、貧血が原因のひとつかもしれません。
夏は汗を多くかくことで、体内から鉄分などの多くのミネラルが奪われてしまうことが多いからです。そんな症状が出たら、「大棗」がおすすめ。
大棗とは、クロウメモドキ科ナツメの果実を乾燥したもので、葛根湯などにも使われています。大棗には「造血のビタミン」とも呼ばれる葉酸が含まれていて、血を作ってくれるため、貧血の予防に効果的です。

入手できる場所

ドライフルーツ売り場や中華食材を扱っているお店などで手に入ります。

取り入れ方法

沸騰させたお湯に大棗を入れ、はちみつや生姜とともに数分煮出し、お茶として飲むのがおすすめです。

季節の変わり目は、気温が変化するため、それに適応しようと身体も変化します。もし、紹介した症状が思い当てはまるようなら、日々の食事に取り入れてみてはいかがでしょうか。
(ライター 長岡 宏江)

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・美人の朝はコレ!脂肪を燃やし体内から温める飲み物まとめ

【参考】
※陳皮 – わかさ生活
※大棗 – わかさ生活
※クコ – わかさ生活
※岡田厚生堂薬局

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