年末年始はホームパーティーの季節です！ 親しい友人、普段は会わない親族などと集まる機会がいつもより増えます。招待する側は気張ってドリンクから料理の準備、家の掃除など何もかも頑張ってしまいがちですが、招かれる方は意外と「（ホストの代わりに）作業を任せてもらう」のが好きで、パーティー自体も盛り上がります。一番シンプルに盛り上がるのが、「飲み物は各自で注いだり作ってもらう」というシステム。特に自分でお酒をまぜて作るカクテルはゲストも楽しんでくれます。少々酔っ払っていても失敗せずおいしく作れるカクテルを3種紹介します！
以前、ミシュラン3つ星のフレンチ「シャトーレストラン ジョエル・ロブション」のサービスマンで、サービスの世界コンクール大会で優勝した宮崎辰（しん）さんを取材した際、「家でホームパーティーをするときは、即席のドリンクカウンターを作ってセルフサービスにするとお互いに楽しめる」と聞きました。家に人を招くとつい「お酌」をしたくなりますが、「自分で注いでね」と言うと相手が気が楽になり、かえって楽しいパーティーになるのでびっくりした記憶があります。以下、「目分量でも簡単に作れるカクテル」で筆者が好きな組み合わせを紹介します。
白ワインは安いものでも十分おいしいです。グラスに白ワインを少量入れ（お酒に強い人はたくさんでも）、上から市販のジンジャエールを注ぐだけで、弱い人でも飲みやすい、おしゃれなカクテルになります。しょうが好きなら、ここにしょうがの絞り汁も少々入れるとパンチのあるドライな大人の味わいになります。生のしょうがや絞り器の用意がひと手間かかりますが、ゲストにもウケると思います。
女性が好きなあんず酒に、ペットボトルの紅茶（ノンシュガー・ストレート）を合わせるとあら不思議、とても飲みやすいカクテルになるのです。割合は1:3
くらいですが、あんず酒の糖分が高いので、甘いお酒が苦手な方は少量からためしてください。おいしすぎて飲みすぎに注意です！
居酒屋の定番カクテルですが、筆者に言わせると外のものは氷で薄まりすぎてほとんど水。ぜひ自宅で、好みの烏龍茶（ペットボトルでOK）を使って濃厚なカシスウーロンをおためしください。烏龍茶の苦味と甘いカシスの相性が最高です。これも割合は1:3くらいですが、酔っ払ってくるとだんだん半々くらいになってくるので注意です！
ホームパーティーの季節、招く側のホストもゲストも一緒に、年末の楽しい時間をお過ごしくださいね！ 「◯◯年の××さんの家で集まったときは楽しかったよねー！」と何年たってもみんなで思い返せる、素敵な思い出になりますよ。
（フードライター＆エディター 浅野陽子）
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