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塩も油も!?冷蔵庫の“野菜室”で保存するべき調味料

  • 2016年8月22日
  • Life & Aging Report

調味料や香辛料などの保存方法に悩むことがあるかと思います。普通の食材とは違い、腐ったり傷んだりしないだろうと、キッチンにそのまま置いておくこともあるでしょう。しかし「常温で大丈夫」と思っていたものが、冷蔵庫で保存しなければならなかった、というケースもあります。

また、ラベルに「冷暗所に保存」と指示されている場合もありますが、冷暗所の目安も分かりにくい。とりあえず冷蔵庫に入れてみたものの、実は冷蔵庫の保存が不向きなものもあります。そんな調味料の保存は、冷蔵庫の「野菜室」を活用しましょう! 料理研究家である筆者が、冷蔵庫での正しい調味料の保存法についてご紹介します。

■冷蔵庫に入れるべき調味料

温度の高い場所や常温での保存だと劣化が進むものは、冷蔵庫での保存が必須です。

 (1)亜麻仁油・エゴマ油

食用油は酸化しやすのが特徴ですが、亜麻仁油とエゴマ油は特にそれが顕著です。酸化すると味が落ちるだけでなく、栄養価も下がるので、開栓した後は冷蔵庫で保存し、早めに使い切りましょう。

(2)酒

酒は光にあたると劣化するので、暗所での保存が基本です。温度が高くても味が落ちてくるので、冷蔵庫での保存をおすすめします。

■冷蔵庫の野菜室で保存すべき調味料

調味料のなかでも、冷蔵庫で冷やすとかえって劣化を早めるものは、冷暗所での保存が定番です。冷暗所とは、太陽のあたらない常温以下の場所のこと。昔の日本家屋の床下のような場所を指しますが、マンションなどにはそういったスペースがないので、指示されているものは、冷蔵庫の野菜室での保存するのが妥当です。

(1)塩

塩は、湿気があると、それを吸って固まります。高温から低温に移すと容器に結露が発生することもあるので、冷えすぎない野菜室での保存が適切です。

(2)醬油

醬油は開栓すると一気に酸化が進みます。防ぐためには、野菜室に入れて、なるべく空気に触れさせないことです。

(3)ラー油

ラー油のもととなるごま油は、食用油のなかでは酸化しにくい部類に入ります。しかし、鮮度を保つためには野菜室での保存が無難です。

(4)小麦粉

粉ものは塩と同じく湿気に弱いので、野菜室での保存がふさわしいでしょう。そのほか、片栗粉やカレー粉なども同様です。野菜室に保存することで、ダニの侵入も防げます。

(5)七味唐辛子

七味唐辛子は鮮度も落ちやすく、それにつれて肝心の風味もなくなっていきます。虫もわきやすいので、野菜室保存がおすすめです。

(6)タバスコ

タバスコは、ファミリーレストランなどでは常温で卓上に置かれていますが、それは頻繁に使用するからです。光による退色もしやすいので、野菜室で保存するようにしましょう。

(7)オリーブオイル

オリーブオイルは、温度が低いと固まってしまうので、冷蔵庫での保存は不向きです。食用油のなかでも酸化しにくい油なので、常温でも大丈夫ですが、品質の安定を考えるなら野菜室がよいでしょう。

(8)みりん

みりんを冷蔵保存すると、含まれている糖分が結晶化する恐れがあります。保存するなら野菜室です。


いかがでしたか? 食べものをおいしく味付けしてくれる調味料。それ自体もおいしくなければ料理も引き立ちません。なるべく鮮度を保てるような保存方法を知っておきましょう。
 (料理研究家 オガワチエコ)

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