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むくみの原因「ヘルシーカップスープ」かも?意外な落とし穴

  • 2016年6月19日
  • Life & Aging Report

カロリーが気になる30代・40代のエイジング女性のなかには、手軽で美味しく低カロリーということで、カップスープを忙しい時の食事に取り入れている人も多いのでは? むくみがなかなか取れないと悩んでいるなら、そこに原因があるかもしれません! 今回はホリスティックセルフケア・インストラクターの筆者が、ヘルシーで人気なカップスープの「意外な落とし穴」をご紹介します。

■むくみの原因のひとつは「塩分」

厚生労働省によると、女性の1日の摂取ナトリウム(食塩相当量)は、7g未満とされています。外食だとどうしても濃い目の味付けが多く、塩を摂取する量が多くなってしまいがち。塩分を多く摂取すると、身体の水分がうまく排出されずにむくみの原因となってしまうのです。

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■知っておくと便利!塩分表示の見方

ナトリウム量=食塩量ではない!

では、カップスープにどれくらいの塩分が含まれているか見てみましょう。多くのカップスープには、大体平均して700〜800mg程度のナトリウムが含まれています。ここでのポイントは、ナトリウム=塩分ではないということ! わかりづらいのですが、以下の公式に当てはめてみると、ナトリウムがどれくらいの塩の量なのかを計算することができます。

ナトリウム量と食塩量の計算のしかた

毎回計算するのは大変なので、ざっくりと400mgのナトリウム=塩1gと覚えると分かりやすいですよ。
食塩相当量(g) = ナトリウム量(mg) × 2.54 ÷ 1000

コンビニ食に置き換えてみると…

たとえば、ナトリウム800mgのカップスープには塩約2gぶんのナトリウムが含まれていて、1日の約3分の1の量を摂取していることに! 他にも、
・市販のおにぎり:およそ400〜600mg
・フライドチキンなどのホットスナック:およそ500〜600mg

大体これぐらいのナトリウムが含まれていたりするので、おにぎり2つ+カップスープ+フライドチキンを食べたとしたら、なんと約1日分近い塩分をとってしまう可能性も! 他にもヘルシーなイメージの強いノンオイルドレッシングのなかには、油分をカットした分、満足感を与えるために塩分が多く含まれている商品もあります。

いかがでしたか? 食べ物を手に取る時はカロリーだけでなく、ぜひ塩分もチェックしてみるといいですよ。
(ホリスティックセルフケア・インストラクター 尾野真美子)

【関連記事】
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【参考】
※「日本人の食事摂取基準(2015年版)策定検討会」の報告書を取りまとめました – 厚生労働省
※藤女子大学・藤女子短期大学紀要 第36号
※ヨーグルトでむくみを改善 – 明治
※食塩相当量・ナトリウム – グリコ

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