世の中には「お気遣い不要です」という場面ってありますよね。スーパーマーケットなどでよく見かける「試食販売」もまさにそれに当てはまります。食べたら購入しないといけないと思ってスルーしがちですが、実はお気遣い不要で、どんどん食べていただきたい!とのこと。
スーパーマーケットやショッピングモール、観光地の土産店などで見かける「試食販売」。おすすめ商品を小分けにしてお客様に無料で提供し、商品購入に繋げるのが目的の飲食品のプロモーションです。食品だったり飲料だったり様々な種類の試食販売があります。
試食いかがですか~どうぞ~と気軽に声をかけられ、商品の匂いやその雰囲気につられて気にはなりますが、食べると絶対に買わないといけないのかな?そもそも買う気はないけど食べていいものなのかな?と悩みますよね。
そのお悩みの答えが、X(旧Twitter)にありました。
試食販売員バイトの経験があるなったんさん(@natsux2016)が投稿した、「買わなくてもいいので、できるだけ食べてくださいお願いします。あれは食べさせて味を知ってもらうのが目的なんで、食べた人数(使った食材量)がバイトの成績になるんです」というポスト。
これには、試食販売経験がある方や、今まで試食は遠慮していたという方からのコメントも寄せられ、約2.8万いいねがつくほどの反響を呼びました。
さらに試食品を食べてほしい理由として、食べた人のコメントや客層をレポートにして本部に提出しなければならないため、買わなくても「試食して感想を言ってもらうことが重要」とも投稿されていました。
実は筆者も試食販売経験があります。私の場合はレポート提出は必須ではありませんでしたが、その日分の試食用食材が用意されていて「これは余らせないようにしてくださいね」と言われたので、その日はひたすらソーセージを焼いて食べていただいて…を繰り返していました。
食べてもらえないと妙に寂しくて、食べてもらえたら、一生懸命ソーセージを焼いて良かったなと感じた記憶があります。
試食することに遠慮がちだった方も、「食べたほうが喜ばれる」と思って試食して感想を伝えるのがいいかもしれませんね。もちろん、何度もその場に来て何回も試食をして、結果買わないといった迷惑客認定されるような行為はやめましょう。
試食販売で心配なのは、食物アレルギーのこと。大人であればご自身のアレルギーについて把握できていると思いますが、小さなお子様だと把握や管理が難しいもの。
試食販売にお子様が一人で行ってアレルギー食材を口にすることがないよう、親御さんは注意してあげてください。
コロナ禍以降、試食販売をする店舗は減少傾向ですが、衛生面に配慮しながら少しずつ復活しているところもあるようです。もし試食販売を見かけたら、節度を守りながら食べて感想を伝えて、気に入ったら購入してみてください。
まとめ/片桐理恵