食費減らすためにやっている節約でも、かえって出費増になることは少なくありません。そこで今回は、5人家族・月食費2万円台でやりくりするわたしが「絶対にやらない節約」をご紹介します。
事前に献立を決めておくことは、毎日メニューを考える手間が減って、家事貯金につながります。ただし、メニューを決めるタイミングも大切。
スーパーへ買い物する前に献立を決めると、その日の特売品が買えずに食費がかさんでしまうんです。その日の特売野菜や見切り品は、実際に足を運んでみないと分からないものもあります。
そのため、わたしは「献立決め→買い出し」ではなく、「買い出し→献立決め」がルーティンです。その日のお得な食材を中心に購入して、買ってきたものを眺めながら献立を考えます。
このほうが、買い出しも安く済みますし、時期的に高い食材をわざわざ買う必要もありません。
基本的には、ひとつの店で「まとめ買い」をしています。その理由は、時間とお金の両方を節約できるから。
「お肉が安い店」と「野菜が安い店」を使い分けてはしごすると、食材の購入費はおさえられるかもしれません。でも、はしご買いをすれば誘惑に負けてムダな買い物をするリスクもありますし、なにより時間がもったいなすぎる…!
ひとつのスーパーでどっさり食材を買い込めば、「こっちのほうが玉ねぎ安かった!」と一喜一憂することがないので、気持ち的にもプラスになっています。
「今日限り」の文字を見ると、「今買わなきゃ!」と手が伸びてしまいますが、不要なストックは禁物。今買う必要がないのなら、急いで買う必要はありません。
安いからと言って買い置きを増やすと、保管場所にも困りますし、当然食費もかさみます。ストックがありすぎると管理が大変になり、賞味期限切れやロスが起きやすくなるデメリットも…。
予算オーバーを防ぐためには、「今月必要なぶんだけ買うこと」が重要です!来月のぶんは、特売品ではなかったとしてもそのとき買えばいいんです。
そう考えると、「安くても余計な買い置きはしない!」が節約の近道になる気がしています。
今回ご紹介したのは、ズボラで面倒くさがりなわたしには合わなかった節約です。「なかなか食費が減らないな…」そう思ったら、当たり前にやっていることを一度やめてみる。そうすると、ムダな出費が見つかるかもしれませんよ。
文/三木ちな