その言葉を単独で差し出されたら読める人はほとんどいないかも?という、読めないけど読めたら自慢できそうな“難読漢字”をクイズ形式で紹介していきます。今回は、簡単な字なのに読めないこちらから。
小学2年生で習うごくごく基本の漢字ですが、そんな読み方があったとは!な、ちょっと想像の斜め上を行くものです。
「谷」という漢字は、山が折り重なるように連なっている下のほうに、「口」の形をした入り口があるという、象形文字。
まさに、地形上の「谷」ですよね。
そんな場所に入って行ったら、どういう状態になりますか?道に迷ってにっちもさっちも行かなくなったり、しないでしょうか?
「谷まる」は、そんなどうにもならない状態を指す言葉です。
全然予想がつかない!という人は、「谷まる」の前に「進退」とつけてみてください。
どうでしょう、わかりましたか?
「進退谷まる」となれば、進むことも退くこともできない、八方塞がりの状態のことですよね。
同じ言い回しで「進退窮まる」と書くこともありますが、同じ「きわまる」でも、「感きわまる」などと言うときは、感情が極限に達することなので「極まる」と書きます。
ほんと、日本語って難しいですね。
では次回をお楽しみに!
まとめ/伊波裕子 ※※暮らしニスタの過去の人気記事を再編集して配信しています。