漢字自体は簡単なのに、読めない言葉ってありますよね。このクイズで、正しい読み方を知るチャンス!ぜひチェックしてください。
理科の「理」は、小学校2年生で習う漢字で、音読みで「リ」と読みます。「調理」「管理」などの言葉で、なじみがありますよね。
訓読みは、表外読みという常用漢字表にない読み方があります。
今回のクイズは、「物事の正しい筋道、道理、条理」「理由、わけ」を表すときの「理」の読み方です。
「理なし」と使うときの読み方、わかりますか?
『平家物語』の冒頭で、
「沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらわす」
というくだりがありますよね。
ここでまさに「理」が使われています。
「道理」「条理」などの意味を持つ「理(ことわり)」。
ぜひ覚えておきましょう。
「態度」「状態」「形態」などで使われている「態」の漢字を2つ重ねたら、なんて読みますか?
クイズの2問目は「態態」の読み方です。
「態」は「タイ」と読むので、思わず「タイタイ」と読んでしまいますが、もちろん不正解。
「態態」はこんなふうに使います。
・態態、忘れ物を届けてくれた
・態態、そんなこと言わなくてもいいのに…
この「態態」は、どう読むのでしょうか?
正解を見てみましょう。
「態態」の正しい読み方は「わざわざ」。
日常会話でもよく使われていますよね。
「態態(わざわざ)」は、「期待できる以上の手間暇をかけるさま」「わざと。故意に」という意味を持ちます。豆知識的に漢字を覚えておくと、どこかで役に立つときがあるかも!?
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息抜きついでに漢字や読み方を覚えられるこのクイズ。ぜひ来週もチェックしてみてください。
文/小林 樹 参考/デジタル大辞泉(小学館)