子どもはいつだって好奇心旺盛。「なぜなぜ期」という言葉があるように、目に入ったものについてなんでも質問してくる時期もありますよね。
ときには、大人でも「あれ?なんでだっけ…?」と答えに詰まってしまう質問もあるのではないでしょうか?
適当に答えては申し訳ないし、かと言ってロジカルに説明すると子どもは「?」ですよね。そんなお悩みを持つパパ&ママを助けてくれるのが、「3・4・5歳のこどもの『なんで?』事典」。
子どもたちの純粋な疑問に、今育児界で大人気のケロポンズさん・MINMIさん・りゅうちぇるさんが楽しく答えてくれています!
ケロポンズさん
MINMIさん
りゅうちぇるさん
また、子どもと関わるプロである保育士さんたちからのためになるコメントも。
今回は、生活に関する「なんで?」と回答例をご紹介します。
正解がないからこそ、面白い答え方、真面目な答え方…自分に合うスタイルを探してみましょう!
園の帰り道に一言…。もうちょっと遊びたかった気持ち、自分にも覚えがありますよね。わかるからこそ、どう答えればいいの!?
架空の怪物「ガオ」を使って、物語風に脅かすのがケロポンズさんの考え。ファンタジックで子どもには効果がありそうですが、やりすぎは注意!大きくなってもまだガオが怖い…なんてことも。
楽しくなるぞってときに帰らなきゃいけない切なさ、確かにわかります。共感があるからこそ、「ダメなものはダメ」も通じるのではないでしょうか?自分の感情を素直に伝えてみましょう♪
暗くなったら、ごはんを食べて、お風呂に入って、20時にはねんねの準備。1日のリズムをしっかり教えるそうです。「ぺこりんとの時間も大事なので」というコメントがりゅうちぇるさんらしくて素敵♡
先生たちの答え「真っ暗になったら遊べないから帰るのよ」園ではお迎えまでに片づけをしないといけないため、早めのリマインドを心がけている先生が多いようです。時間を伝えることで、夜は家で過ごすもの」と意識づけているそう。
子どもがお出かけをしたがっても、パパ&ママは手が離せない…そんなとき、どう答えますか?「危ないから」と言っても、子どもにはあまりイメージがわかないかもしれません。優しくて子どもに伝わりやすい答えを見てみましょう。
「近くにいないで大切な○○ちゃんを守れないのはヤダ!」と伝えることで、子どものことを大切に思っていることが伝わります。
ケロポンズさんと同様、ストレートに愛を伝えるというMINMIさん。「もし誰かに連れて行かれたら、めっちゃ捜すし」と言えば、かわいいから心配なんだということをわかってもらえそうですね。
一方、りゅうちぇるさんは「早く自立させたいので、ひとりは怖いというふうには教えません」とのこと。陰から見守って、少し経ったら「すごいね!」と褒めれば自信にも繋がります♪
先生たちの答え「迷子になったらどうするか、約束を決めよう」この質問は、「危険」について一緒に考えるきっかけ。危険な場所、危険な目にあったときの対処方法を考えてもらうために、約束ごとを作ることからスタートしても良さそうです。
これらの答えの他にも、一般のパパ&ママたちからは「ママも一緒に行きたいから♡」という回答も多く上がりました。ただ「ダメ」というのではなく、ポジティブな理由を考えていきたいですね。
ファンタジーなお話には「なんで?」がいっぱい!子どもにとっては毎日でも嬉しいクリスマス、どうすれば夢がふくらむ回答ができるのでしょうか?
プレゼントの準備やそりで走る距離など、サンタさんの見えない苦労を一緒に想像してみましょう!想像力とともに思いやりも身につくかもしれません♪
逆に、子どもの意見を聞いてみる!これも1つのパターンです。特に架空のお話に対しては、「なんで?」と返して子どもの想像を広げる手伝いをするそうです。
「世界中を回るために、筋トレ中かも」など、準備について一緒に考えます。この言い方なら、1年中ワクワク待っていてもらえそう。
先生たちの答え「プレゼントを配るには、長い夜がいいから」クリスマスの話をしながら、“冬の特徴”という自然のことまで勉強できて一石二鳥!また、園の生活では「お片づけできたね!サンタさん見てるかもよ」といつでもサンタさんを感じられる効果を狙う先生も。
子どもが気になって質問してきたことは、なるべく全部答えてあげたいですよね。そんなとき、頼りになる「3・4・5歳のこどもの『なんで?』早引き事典」。
今回ご紹介したもののほかにも、面白おかしく、ときには真面目な質問&答えがたくさん掲載されています♪
「3・4・5歳のこどもの『なんで?』早引き事典」
答えを1つに絞る必要はありません!難しい質問をされたときも、無理せず、子どもと一緒に楽しく考えていきましょう。
イラスト/ホリナルミ
文/暮らしニスタ編集部