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2,000円以下で現役主婦が検証!【大根おろし・おろし金】はこれがおすすめ!!

  • 2021年1月26日
  • 暮らしニスタ

一口におろし金といっても、商品の種類は様々。100均の商品から、プロ仕様の商品まで、評判のおろし金を集めて、現役主婦のみなさんに試してもらいました。

主婦ならではの着目点はここ!! 市販のおろし金を徹底検証!!

条件は…主婦が選ぶなら金額は上限が2000円!&主な用途は大根おろし

おろし金は家庭の必需品といえますが、出番は週に1回程度かも…。であれば、そんなに高額なものは必要ありません。主婦が選ぶなら、上限は2000円!
2000円以内の商品の中でネットで評判のいいものを25個取り寄せてみました。

検証ポイントはこの5つ!

1.仕上がりの良さ

食材専用のものもありますが、おろし金をいくつも買うのは収納を考えても非現実的。今回は生姜などの薬味系は外し、大根おろしの用途を一番に考えて、仕上がりの良さを検証してみました。他にもおろしてよく使う素材として、にんじん、山いもも試すことに。

2.おろしやすさ

安定してすれる、手が疲れにくい(軽くすれる)、すべりにくい、使いやすいことが大切。おろし面の機能だけでなく、安定感や作業台との相性もチェック。

3.手入れのしやすさ

日々洗い物に追われる主婦にとって、洗いやすさは重要ポイント! きれいに洗えるか、乾かしやすいか、かさばらないかが気になる点です。お手入れが面倒だと、せっかく買っても食器棚の奥底に眠ることに……。

4.耐久性

どうせなら長く使いたいものです。食材の色うつりや劣化具合、壊れやすさなどもチェック!

5.素材を無駄なくおろせるか

食材は最後まできっちりと使い切りたいですよね。 「最後まできちんとおろせるか」は、主婦にとってはかなり大きなポイント。

試してくれたのはベテラン主婦の「暮らしの商品お試し隊」中部チーム!

今回は暮らしニスタ「暮らしの商品お試し隊」中部チームのみなさんが協力してくれました。もちろん、数回のお試しではなく、毎日の調理の中で、全員に全商品をそれぞれ1週間みっちりと使ってもらいました。チャレンジ期間中は、各ご家庭で連日「おろし」料理が食卓に並んだほど。果たしてその結果は!?

おろし金を使ったメニューはこちら!
おろし金で簡単&おいしい♪レシピコンテスト

今回、おろし金を徹底的に使って選んでくれたのは、「暮らしニスタ」のこの5名です。

森麻紀さん
みぃさん
さ~こさん
Montanaさん
Izuみんさん

「暮らしの商品お試し隊とは?」の記事を読む

人気の高い全25商品を主婦がみっちり使ってみました!

全商品はこちら!

①   おしゃべりbistro 大根おろし(サンクラフト)/773円
②   大根スリスリ(ののじ株式会社)/1164円
③   軽い力で大根おろし器(デリッシュキッチン)/1058円
④   オロシックス(和田商店)/1898円
⑤   ステンレス製 おろし金(サンクラフト)/1832円
⑥   プログレードやさしいおろし器(下村工業株式会社)/1435円
⑦   PRO OROSHI(和田商店)/2000円
⑧   大根おろし器(T-WORLD)/880円
⑨   スーパーおろし器 快菜(かっさい)(サンクラフト)/1827円
⑩   エッチング軽い力で大根おろし器(容器付)(パール金属)/999円
⑪   セラミックおろし器 KYOCERA(京セラ) / 1336円
⑫   KAI セラミックおろし器Kai House Selct シリコン付(貝印)/864円
⑬   おろしま専科(プリンス工業)/1318円
⑭   栗原はるみ 大根おろし HK10250(ヨシカワ)/1650円
⑮   陶製鬼おろし器(スタジオノア/竜清窯)/1980円
⑯   吸盤付きおろし器(イノマタ化学)108円
⑰   素早くおろせる!!すべらないおろし器(ナカヤ化学産業)108円
⑱   菜食健美おろし器(サナダ精工)/108円
⑲   立つ両面おろし器(大創産業)/108円
⑳   黄色おろし器(大創産業)/108円
㉑ 極 速攻おろし(富士パックス販売)/1306円
㉒ SELECT100 grater(貝印)/1127円
㉓ 理想おろしC型(新考社)/607円
㉔ おろし専科(貝印)/794円
㉕ ザ・おろし(新考社)/2000円
※価格はネットでの実勢価格

主婦が検証してわかった♪選ぶポイントはこれ!

検証の項目にそって、実際に使いながらチェックをしていくと、使いやすいおろし金の「条件」がはっきりとあることが判明。選ぶポイントをまとめます。

1.仕上がりの良さ

一般的に好まれるのはふわっとした食感の大根おろしなので、今回はどういうおろし金だとふわっとした大根おろしができるか、の観点でチェックしました。(あらおろしが合う料理もありますが、今回はそのチェックは外しました)。

すると、いろいろな商品を試すうちに、ふわっとした大根おろしができる商品にだいたいの共通点が見つかりました。まずは、おろす突起が鋭利でほどよく密にあること。そして穴の形状はどちらかというと丸めのほうがよいということ。穴の形は長方形だと、すったときに千切りのようなシャリっとした仕上がりになることがあるようです。

ちなみに、山いもは柔らかい素材なので、どれでおろしても食感は変化なし。人参はおろした状態で食べる機会がほぼないので、食感は気にならないという結果に。

試してわかった!
ふわっとした仕上がりのためには、突起が鋭利な金属製&穴の形状は丸めが最強


▲例えばこの形状。「とても細かくて、ふわっと軽めの大根おろしができました」(みぃさん)

2.おろしやすさ

おろしていて滑らない、女性の力でも簡単におろせることがポイント。そのために、全員の意見が一致したのが、「角度がついている形状」で「表面が湾曲しているもの」がベストということ。もちろん、裏に滑り止めゴムがしっかり付いているなど、「滑りにくさ」は必須。また、水切りをして使うことが多いので、水切り機能はやはり欲しい!という意見も多かったです。

試してわかった!
滑らない工夫は必須、おろし面は斜め&湾曲がポイント!


▲「作業台と平行ではなく、手前が高くて向こうが低いと重力にあわせてラクに力をかけられるのでおろしやすかったです」(Izuみんさん)


▲「おろし面が湾曲しているものは、ラクにすれました」(森麻紀さん)

これはNG!
▲「グリップ部分が薄いので、ギュッと握っていると、手が痛い!」(さ~こさん)


▲「おろしていると滑って安定しないし、目が細かいせいか、食材の繊維が引っ掛かって使いづらかった。」(Montanaさん)

3.手入れのしやすさ

パーツが少なくて、シンプルな構造のものが一番という点では、全員の意見が一致しました。
洗う時に、両面に刃があるタイプだと、ケガをしそうで扱いに気をつかうことも。また、突起が密すぎるとスポンジの繊維が絡まって洗いにくいという声も。
「洗ったあとに洗いかごにふせておける大きさか?」もポイントです。洗いやすくても、大きすぎるものは敬遠されました。

試してわかった!
部品が少なくて、分解しやすいものがイイ!


▲「こんな感じで、部品が2つだと洗うのもラクラク」(Izuみんさん)

これはNG!


▲「おろしやすくていい商品でも、大きいと洗いかごで場所もとるし、洗ったあとにフックにかけておくのも難しい!」(森麻紀さん)


▲「突起と突起の間が密すぎると洗いにくいし、突起に繊維がひっかかる」(さ~こさん)

4.耐久性

これに関しては、みなさん、どれも大差なかったという結論に。しいていえばセラミック素材やプラスチックだと、若干色移りがあるにはありましたが、「変色しても気にせず使っちゃうかな」というかたがほとんど。ただ、離乳食づくりする場合は衛生面に気を使うのでニンジンの色うつりなどが気になる人もいるかも!?という意見も。とはいえ、選ぶ時にはさほど優先順位は高くありません。

5.素材を無駄なくおろせるか

どこまでおろせるかは、穴のサイズとほぼ比例することが分かりました。最後まできちんとおろしきるには、あまり穴が大きくないものがいいようです(とはいえ穴が小さすぎるのも目が詰まって使いにくいので注意)。また、穴の形状は丸よりも縦型のほうが小さくなってもおろしやすいことが、分かりました。

金属製の尖った突起はすりやすさの点ではいいものの、手をすってしまいそうで「最後のほうになるとこわい…」という意見も。子どもに手伝ってもらうときなど、ケガをする心配が比較的なさそうなセラミック製の評価が高かったです。

試してわかった!
穴のサイズと形状に関係あり!大きすぎる穴はNG


▲穴の形状は丸よりこういった縦型のほうがおろしきりやすかったそう。


▲「金属のものは最後までおろすのは怖いといえば怖い。その意味でいえば、セラミックの突起は他の素材に比べるとさほど鋭利ではないので、最後までおろせておすすめ」(さ~こさん)

これはNG!


▲穴が大きすぎると、やはりみなさん不満が……。多少残るのは仕方なくても、ある程度はおろしきりたい!
「穴が大きいと、もうちょっとおろしたいと思っても大根が落ちてしまって。これはちょっと…」(森麻紀さん)

結果発表!総意で決まった一番おすすめのおろし金はこれ!

⑨スーパーおろし器 快菜(かっさい) (サンクラフト)/1827円

「すべての条件を満たしてバランスも良し、仕上がりもふわっとおいしく大満足!」と、満場一致で決まったのはこちらの商品。「角度がついていて力を入れやすい」「おろし面が湾曲」「穴の大きさがほどよい」など、検証ポイントで出てきたほとんどの条件を満たしてのベストです。

お試し隊の声
「おろしやすくて、おろし残りも小さい。不動の1位。これを基準にしてしまったので、あとで試すものの点が辛くなってしまいました」(さ~こさん)
「ちょっとお値段ははるけれど、この機能だったら満足です。水切りも洗いやすい!」(Montanaさん)
「うちの作業台はエンボス加工があるため滑り止めがききにくいのですが、そこですら安定するスゴさ!」(森麻紀さん)


▲使うときは斜めに固定できます。力を入れずにおろせるので、力の弱い人でも安心。


▲受け皿がついているので、絞らなくて済む!


▲裏側のすべり止めもバッチリ。どんな調理台にもフィット。


▲穴の形は丸くはありませんが、なぜかふわっと仕上がります。洗うときも、流水だけでするりと落ち、ほぼ繊維残りがありませんでした。


▲おろし金の上に残っている素材の大きさでどこまで小さくすれるかもわかります。こんなにギリギリまですれる!


▲にんじんや山いももストレスなく、おろせました。

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僅差で2位!する方向で味わいが変えられてびっくり!

⑥プログレード やさしいおろし器 (下村工業株式会社)/1435円

わずかの差で2位になったのが、こちら。ラクにおろせるし、おろした大根のふわっとさもよく、2種類のおろしかたができるすぐれもの。お値段もお手頃ということで、賞賛の声があがりました。ハンドルがあるので収納しずらいという点とパーツがシンプルに2種類で洗いやすい反面、水切り機能がないことで2位に。

お試し隊の声
「おろす方向によって、2つのおろし方ができました。食べて見ると本当に食感が変わるのがすごい。取っ手がついているのも使いやすかったです」(みぃさん)
「うちで使っているものよりにんじんが断然楽におろせて衝撃的でした。洗いやすいのも嬉しい」(Montanaさん)
「力を入れなくて済むというのが大きかったです」(さ~こさん)


▲これだけの傾斜がついているので力を入れやすい!


▲穴の形状は合格点!丸い穴できれいにおろせます。しかも、密さがほどよくて、素材のひっかかりが少なく、流水だけできれいになります。


▲なんと、おろす方向を変えるだけで食感が変化。タテに動かすとシャリ感ある仕上がりに。丸く動かすとふんわり仕上がります。これは便利。


▲ハンドルがあって持ち運びしやすい。ほどよい大きさも好評でした。


▲滑り止めは3点のみですが、しっかりとまります。


▲にんじんのおろしやすさに評価が集まりました


▲ふわっときれいにおろせます。おろし残りも小さくて満足。

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別視点で選んでみました!

離乳食づくりにピッタリ。多くを望まなければ使い勝手もよく、乾かしやすい

⑫KAI セラミックおろし器Kai House Selct シリコン付(貝印)/864円

意外にも好評だったシンプルなセラミック製おろし器。⑪のセラミックおろし器よりも突起が短いので素材のひっかかりが少なく、おろす時に力があまりかからなくて良いという声が。ふわっとした仕上がりも人気でした。陶器なので扱うのに気を遣う印象がありましたが、洗ったあとにお皿のように立てて置くことができるので「実は一番使いやすいのでは?」という意見も。

お試し隊の声
「小さな突起がたくさんついているのがよかったです」(Montanaさん)
「洗いやすさだけでいうとこれが一番よかった。お皿みたいに立てておけるし、実は清潔。小さな子どもがいるので、清潔さで加点です」(みぃさん)


▲丸みある突起なので、指先を切ってしまう危険がなく、ひんぱんに使う離乳食の時期には最適。


▲背面全体にゴムがあって、すべり止めもバッチリ。


▲にんじんもすりやすい。


▲水気は残ってしまいますが、ふわっと大根がおろせます。

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軽くて気軽に使えるわりに、しっかりおろせて驚き。収納もラクだったのはこれ!

①  おしゃべりbistro 大根おろし (サンクラフト)/773円

見た目は軟弱に見えますが、使ってみたら頼もしかった代表格。「どんな容器にも安定するし、どんどんおろせた」と、試してみると、みなさんびっくり。洗いやすさと、この値段としてはクオリティが高い!というコスパ面でも人気が集まりました。

お試し隊の声
「自分が初めて使うなら、かなり使いやすかったと思います。ふわっとした食感ではありませんでしたが、とにかくザクザクおろせました」(Izuみんさん)
「ボウルの中でもしっかりと固定されて使いやすかった」(Montanaさん)


▲立つし、フックに引っ掛けて自然乾燥できる点も便利。


▲片手で握れるサイズ。この手軽さに人気が集まりました。


▲裏はオールゴム。どこにおいても安定する!


▲表面もしっかり湾曲しています。


▲思ったより食感がよかったと、仕上がりにも満足の声。



▲にんじん&山いもも、きっちりおろせました。

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100均とは思えない! 仕上がりも文句なし。コスパで選ぶなら断然これ!

⑳らくらくおろし器(大創産業)/108円

まさかの100均商品もランクイン!
すべり止めのゴムもなく、目皿もついていない超シンプル仕様ですが、V型の凹みに大根が自然におさまり、使ってみるとラクな上、早くおろせると驚きの声が。これで100円なら主婦は買い!おろしたものの食感で、ベストにあげた人もいました。

お試し隊の声
「最初は安っぽく見えて“これなんだ?”と思いましたが、100均なのにこの安定感。この色だとにんじんの色うつりを気にしなくていいのもいいですよね」(森麻紀さん)
「とにかく、100均でこれは優秀です」(Montanaさん)

この商品は、こちらの記事でも紹介されています。


▲さっと自立できるのも好感ポイント


▲このV型の湾曲がすごい!大根がフィットして、どんどんすれます。


▲ひっかかり具合も心地よく安定性もあり。


▲100均でこのふわっと感が出るのは素晴らしい


▲にんじんの色うつりを気にしなくてもいいのも利点。スペア用に1つ購入するのもアリかも!

まとめ

今回、さまざまなおろし金を使ってくださった主婦のみなさん。おろし金とひとことで言っても様々な種類があり、また各メーカーの工夫があることに目を見張っていました。

食感や洗いやすさに多少の好みの違いが出ましたが、やはりポイントになったのは「おろしやすさ」「使い勝手のよさ」だったように感じます。「試してみて、おろしを使った料理のレパートリーが広がった」「実際にイチオシ商品は買ってみようと思った」「100均のおろし金には目からウロコ!」と、様々な感想があがりました。
主婦ならではの視点を、ぜひ購入の参考にしてみてください。

おろし金を使った料理を作りたくなったら、こちらをチェック!
おろし金で簡単&おいしい♪レシピコンテスト

取材・文/吉田直子、暮らしニスタ編集部

 

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