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葉物にほどこす アレンジテクニック5選 その1

  • 2016年4月5日
  • インテリア・グリーン・スタイル

葉のそのままの形状を活かすだけでなく、

ひと手間加えることでさらに表情豊かなデザインに

仕上げることができます。覚えておくときっと役立つ、

テクニックをご紹介しましょう。

Technique 1 矯める

曲げたいところに親指の腹を当てて、じょじょに力を加えて形づけます。そのままのものと比べると、ラインに動きが出たことがわかります。

[使用した葉物] クッカバラ

[向いている葉物]セローム、ドラセナ“フロリダビューティー”など

Technique 2 巻く

表面を外側にして丸め、ホチキスで留めます。葉の繊維に対して、芯が斜めになるように。平行だと裂けてしまうことがあります。ホチキスの芯の上からグルーを付けると、さらにしっかり留まります。葉先を出す、ゆるめに巻くなど、デザインに合わせてアレンジを。

[使用した葉物] キキョウラン

[向いている葉物]ニューサイラン、ドラセナ、ハラン、タニワタリなど

Technique 3 カールさせる

表面を外側にし、指に数回巻き付けてくせづけするとゆるやかな曲線が描けます。円筒形のものに巻き付けてもいいでしょう。芯の太さや回数で、カールにも変化が出せます。

[使用した葉物] ミスカンサス

[向いている葉物]ベアグラスなど

Technique 4 編む

葉物数本を束にして先端をまとめ、三つ編みの要領で編んでいきます。かご細工のように格子状にするなど、ほかにもさまざまな編み方があります。

[使用した葉物] スチールグラス

[向いている葉物]ニューサイラン、ミスカンサス、ベアグラス、ハマユウなど

Technique 5 ワイヤーを入れる

#20、22程度の太さのワイヤーを切り口から葉の中心に刺し入れます(オクラレルカの場合、葉の中央の空洞ではなく、周囲の小さな空洞に刺します)。表面にワイヤーの先が出ないように注意しながら、曲げたい部分まで挿します。次に指の腹でさすりながら形づけていきます。鋭角に、あるいはなめらかにと、デザインによって変化をつけましょう。

[使用した葉物] オクラレルカ

[向いている葉物]トクサ、フトイ、スイセン、クワズイモなど

arrangement Shinichi Nagatsuka
photo (C) Seibundo-Shinkosha

 

出典元:書籍『葉物フラワーアレンジ講座』

種類も豊富になり、フラワーアレンジや花束になくてはならない素材が「葉物」です。花をひきたてるだけでなく、それ自体の美しさを生かしたワンランク上のフラワーアレンジメントにするためのアイデアやテクニックを紹介。水揚げや管理法、葉物図鑑も収録。葉物を使いこなすための知恵がぎっしりの1冊です。誠文堂新光社刊

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