5月20日から23日まで台湾で開催されたコンピュータの見本市Computex。ギズモード・ジャパンも米Gizmodoも、それぞれ現地会場で多くのアイテムを見てきました。大きくニュースに取り上げられるのは、最新GPUやゲーミングラップトップなどですが、他にもユニークなアイテムがたくさん展示されていました。
ここでは米Gizmodoの目に止まった、ちょっとヘンテコガジェットをいくつかお届けします。
各キーにさまざまな操作を割り振ることができる配信ツール・効率化ツールとして人気のStream Deckのモジュール版。Elgatoは、Stream Deckを単なるハードウェアではなくプラットフォームとして捉えており、今回のモジュールはそれをより進化させるもの。モジュール版Stream Deckは、Ethernetで繋いでStream Deckや Virtual Stream Deckと連携可能。6キー・16キー・32キーの3モデルあり。
手首をサポートする握り心地のエルゴノミクスマウスを追求するなら、左右の手にとって好きな角度で配置できるキーボードがあってもいいはず。
ちなみに、ROGブランドのゲーミングキーボードなので、ポーリングレートは8000Hzあります。
CORSAIRのマウス「SCIMITAR ELITE WIRELESS」は、マウス全体にボタンが16個も搭載された変わり種マウス。すべてのボタンにプログラムをカスタマイズ設定可能。例えるなら、Stream Deck搭載のマウスでしょうか。
MMO系ゲーマーは重宝しそう。
HDMI 2.1経由で4K画像(144Hz)出力できるゲーム充電ドック。ゲーム機を置いたときの角度の調整が自由で楽ちん。USB-Cケーブルが90度接続できるのが芸が細かいところ。
本当に見たかったのは、ドック最新モデルではなく、その上で充電するXboxモバイルゲーム機だったけどね…。
NvidiaのAIチャットbot「G-Assist」のアップグレード版。パソコンやグラフィック設定最適化のお手伝い程度のアシスタントであるG-Assistは、プラグインで機能拡大が可能。このプラグインを作るのに、別のAIにおまかせしてコード書いてもらおうというのがG-Assistプラグインビルダーです。
HyteのPCケース「X50」は、その名前からは想像できないほどかわいい見た目です。PCケースでパステルカラーは、自分でデコらないとなかなかないかも。カラー名が、チェリー・タロミルク・ストロベリーミルク・抹茶ミルクとめちゃ甘。
ボディは厚さ1mmのスチール&メッシュフレームに、4mmのラミネートガラスパネル。
自作パソコン界隈の既存色味が刺さらない人向け。夏発売予定で150ドル(「X50 Air」は白・黒のみ)。
AI強化されたDellの新作ノートPC。ディスクリートNPUとなるQualcomm Cloud AI 100チップ搭載で、TOPSは最大350TOPS。通常パソコンに搭載されるCPUと比べると非常に高いです。(ディスクリートGPUだともっとTOPS高いものはあり、NvidiaのRTX 5060なら614TOPS)
で、このAIにめちゃ強いパソコンの名前は…「Dell Pro Max Plus」。iPhoneモデル全部入りみたいな名前になっています。わかりやすいのか…、わかりにくいのか…。
5月20日〜23日にかけて台湾で開催されている、コンピューター関連の展示会「COMPUTEX TAIPEI 2025」。ギズモードでもCOMPUTEXを取材していますが、その報告会を6月6日のイベント「AI First Lounge Vol.2」で行なう予定です。
私達が触れるAIはこれからどこへ向かっていくのか、PCやスマートフォンといったガジェットのトレンドとあわせて、未来を予感できるお話を持って帰ってくるつもりです。
また、「アジアのAI現在地」として、楽天グループの大越 拓さん、電通デジタルの鈴木初実をゲストとしてお招きし、日本でのAI開発のお話をうかがいます。
参加費は無料、ぜひお越しください。
イベント参加(無料)はこちら https://peatix.com/event/4412832/view