欲しかったのはこういうサービス!
本体は全然使えるのに、アタッチメントが壊れたせいで泣く泣く捨てるハメになることってありますよね。家電やガジェットで起こりがちな問題で、ホントに非エコだしもったいない。
ソレだけ欲しくても、廃盤や廃業で再入手ができないこともしばしば。買い替えたらムダな出費です。
Philips(フィリップス)は、そんな私たちを見捨てません。電気カミソリや電動歯ブラシなど、日用品ガジェットを作る彼らならではの、紛失や破損したパーツを3D印刷で自ら生み出せるサービス「 Fixables」を始めました。
欧州にいる77%の人たちは、壊れたら直さず捨てちゃうそうな。物が豊かな日本人はどうでしょうね?
メーカーは「また買ってもらえるぜ、ウッシッシ」なんて考えるかもしれませんが、消費者は「どうせまた壊れるなら買うもんか」って思いますよね。信用までゴミ箱にポイですよ。
このプロジェクトは、現在チェコ共和国でテストを始めました。理由は本計画のパートナーで3D印刷機メーカーのPrusa Research社がチェコの企業だから。そしてチェコ人は壊れても直して使うスタイルに理解があるから、なのだそうな。
専用サイトにはパーツのカタログがあり、これからどんどん拡充する予定です。
Image: Printables今後は購入の目安に「交換部品が3D印刷可能かどうか?」も追加される時代になりますね。
とはいえ、まずは自分の壊れた部品が対象かどうかを調べて、どこで印刷するかも調べなきゃ。そこをちょっと頑張れば、手になじんだガジェットがまた使えます。
筆者もこれまで、ちょっと壊れただけで何度バリカンやドライヤーを買い替えたことか…。なのに自分で使わないパーツはピカピカのまま残っちゃうんですよねぇ。将来的には欲しい部品だけ3Dプリントで提供したら、シンプルで良さそうに思います。
Source: YouTube, Printables, Philips via NOTEBOOKCHECK