背中スッキリ、中身ギッシリ。Googleの「Pixel 9a」を触ってみた

  • 2025年4月10日
  • Gizmodo Japan

背中スッキリ、中身ギッシリ。Googleの「Pixel 9a」を触ってみた
Photo: 小野寺しんいち

最先端のスマホ体験を詰め込んだ。

AI技術が日常に浸透しつつある昨今。スマホもAI搭載がスタンダードな時代へいよいよ移行しようとしています。

そんな中、AI機能ガンガン使えて、その他の機能も十分すぎるスペックを備えた、「Google Pixel 9a」がリリースされました。

Pixelの廉価版であるaシリーズ。価格は税込79,900円(128GB)からと、Pixel 9の定価よりも約5万円安いのに、十分すぎるスペックを誇ってます。

実機がギズ編集部に届いたので、ハンズオンしていきます!

カメラが背面に埋め込まれた、スッキリデザイン

まず最初に目につくのはそのデザイン。

Pixelといえば、背面から飛び出したカメラバーが印象的でしたが、9aのカメラは背面に埋め込まれました。

カメラがボコッと飛び出たスマホって今や一般的ですが、机の上に置くとガタガタしてバランス悪いんですよね。

左: Pixel 9 pro 右: Pixel 9a 左: Pixel 9 pro 右: Pixel 9a

Pixel 9aの背面はスッキリ平らです。机の上にピッタリ置けるスマホ、なんだか久しぶり。

カバーつけたらメタモンみたい

サイズは、高さ154.7mm、幅73.3mm、厚さ8.9 mm。重さは185.9gで、重くもなくめっちゃ軽いわけでもなく。Pixel 9よりは約12g軽いです。個人的には、これぐらいの"持ってる感"は、結構ありだと思いました。

メタルフレームのボディは高級感があります。マット仕上げの背面ガラスもすべすべで気持ちいい。実際、見た目めっちゃiPhoneじゃね? って思っちゃいました。

カラーは、Obsidian(ブラック系)、Porcelain(ホワイト系)、Iris(紫系)、Peony(ピンク系)の4色展開。今回のレビュー機はIrisで、淡い紫色が素敵です。

純正のカバーも装着してみました。カメラ部分がカバーの下に埋まるのはなんだか新鮮です。カラーIrisの本体に同色のケースをつけると、どこかポケモンのメタモンみたいになりました。

120Hz対応ディスプレイ。ベゼルの太さが気になるか

6.3インチのActua ディスプレイ(有機ELディスプレイ)は、60Hzから120Hzの可変リフレッシュレートに対応しています。

最大輝度は1,800ニトと高め。

ただ、ベゼルの太さは気になります。使っていけば慣れるものなんでしょうか。Pixel 9 Proと比べるとその太さが歴然です。

左: Pixel 9a 右: Pixel 9 Pro

Google Tensor G4で、本格的なAIスマホへ

メモリは8GB、ストレージは128GBと256GBの展開です。

プロセッサは、Pixel 9とPixel 9 Proと同様の「Google Tensor G4」を搭載しています。これが、AI機能を実現してくれているんですね。

スマホにおけるAI機能、実際に触るまで、自分は「何それ美味しいの?」状態でした。

でもいざ日常的に使うようになると、超便利。というか、従来のスマホ体験、変わります。詳しくはこちらの記事で。

「ググる」から「ジェミる」に? グーグルのAIはスマホの使い方まで教えてくれた Pixelに変えて、1番感動した。AI PC、AIスピーカー、AIカメラ。今やAI機能がついたさまざまな製品が登場していますが、イマイチ何がすごいのかピンとこない。Google Pixel 9 Proを触るまでは、AIスマホも何がすごいのか正直よく分かっていませんでした。でもこれ、マジでゲームチェンジャーな体験ですよ。「自分の代わりに働いてくれる」が肝 Google Pixel 9 Proには、 https://www.gizmodo.jp/2025/03/google-pixel-171.html

電源ボタンを長押しすると、GoogleのAI、Geminiがすぐに立ち上がります。自然な会話を通して質問をできたり、画面に表示されているものを聞けたりします。

他にも、Webページを要約してくれたり、自由に画像を生成できたり、メールの内容を教えてもらえたり、写っていない人を合成して集合写真を作れたり、動画の不要な音を消せたり…。数えればキリがないほど、AIを使った機能が提供されています。

AIスマホの最初の一台として、Pixel 9a、めっちゃあり。

シリーズ屈指のバッテリー

本機の大きな強みの一つが、長時間使用できるバッテリーです。5,100mAhで、30時間以上のバッテリー駆動時間を実現しているそう。

4,700mAhで24時間以上の駆動時間である上位端末のPixel 9とPixel 9 Proに、バッテリー性能で勝ります。4,492mAhであった前モデルPixel 8aからも進化しています。

ただ、ワイヤレス充電は弱めです。最大7.5Wなので、速度を考えると有線充電一択になっちゃうかなぁ。

広角と超広角の2眼。マクロ撮影もできるように

最後に、カメラ性能です。この価格帯としては、十分なスペックと言えるんじゃないでしょうか。

48MPの広角カメラと13MPの超広角カメラを備え、新たにマクロ撮影もできるようになりました。

前作のPixel 8aでは64MPの広角カメラが搭載されていたので、Pixel 9aでは画素数が下がっています。

ただし、絞り値は8aのƒ/1.89から9aではƒ/1.7になり、より明るいレンズに。さらに、プロセッサの進化により画像処理性能も向上しているため、画素数が下がっても、よりきれいな写真が期待できそうです。

1倍で撮影

実際に撮ってみた写真がこちらです。問題なく、綺麗。

他にも、最大8倍の超解像ズームや、光学式および電子式手ぶれ補正機能を持ち、動画では、4K 60 FPS撮影や、ウィンドノイズ低減も可能です。

ライバル機種にあたるiPhone 16eよりも、約2万円安い価格で登場したPixel 9a。

AIをサクサク使えて、その他の機能もしっかり装備。これからのスマホに必要な機能をまるっと抑えちゃってこの価格、なかなかコスパのいいスマホだと感じます。

初めてのAIスマホに、Pixelへの乗り換えに、かなり有力な選択肢ではないかと思います。

Photo: 小野寺しんいち Source: Google

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