火星と聞くと、乾燥した大地が続き熱くて寒いというアポカリプスのイメージがあります。人類は、そんな星にいつか移住しようとしているわけですが、移住後はつむじ風に悩まされることもありそう。
NASAの火星探査機パーサヴィアランスが、火星のつむじ風、ダストデビルの様子を捉えました。発生場所は、火星のクレータージェゼロ周辺。撮影された画像を繋げたショート動画が公開されています。
動画にある2つの竜巻のうち、小さい方は5mほど。大きい方はその幅65m! 火星に引っ越してこんな竜巻に遭遇したら終わり…。と思いきや、NASAの解説動画によれば、火星は大気が非常に薄いため竜巻の威力が弱いのだそう。ただし、塵・ほこりがすごいので、めっちゃ砂まみれにはなるとのこと。
小さい竜巻は大きい竜巻に飲まれてしまいます。さらに動画をよーく見ると、遠くのほうでもさらにつむじ風がいくつか発生しています。
火星のつむじ風、ダストデビルが初めて観測されたのは、1980年代の火星探査バイキング計画にて。その後、歴代火星探査機たちがその姿を捉え、その音が録音されたこともありました。
Source: JPL
小学館の図鑑NEO〔新版〕 宇宙 DVDつき (小学館の図鑑・NEO 9) 2,200円 Amazonで見るPR