10km/hまでは2倍の力で踏力をアシスト。
徐々に出力を減少させ、24 km/hになったらアシスト終了。
ざっくりですが、これが日本のe-BIKE(電動アシスト自転車)の法的ルール。 現状モーターの出力に規制はありませんが、このルールの中で各e-BIKEメーカーは優れたフレームを開発し、自社のテクノロジーを磨いています。
制限があるからこそ、今日のモーターやフレームの進化の恩恵を受けることができるのです。
そんな中、新しいe-BIKEのカタチを見せてくれたのがMATE.BIKE。
自転車大国デンマークはコペンハーゲンから上陸したこのブランドが、子どもを乗せて走るほっこり自転車のイメージを一新。ラギッドなスタイルでお洒落なものに。
2021年の上陸から5年、都内では男女問わずよく見かけるようになりました。
中でも一番人気は、オフロード仕様のファットタイヤが象徴的なMATE X。バッテリーを隠すようにトップチューブに内蔵したことで、バランスのいいホイールベースを実現、美しいフレーム構造が画期的でした。
そんなMATE Xがアップグレード。次世代機として4月15日に発売されるMATE X EVO(税込40万7000円)がそれです。こちら昨年リミテッドモデルとして予約販売したところ即完売だったモデルで、今回正式にラインナップされるとなって、ファンの間ではすでに話題になっています。
バッテリー含めて27.5kgと重量のある車体をなんなく動かすパワフルな出力は、そもそも高評価を得ていましたが、今回さらにパワーアップ。
レッドのロゴにメタリック・ライトブルーの「Ocean Shimmer」 パープルのロゴにネオングリーンの「Citrus Beat」リリースには「36%以上向上したパワー出力(当社モデル調べ比)」とあり、具体的にどのくらい向上したかは不明ですが、かなりパワーアップしたのでしょう。これって前述のルールを踏まえると、漕ぎ出しや坂道走行が圧倒的に軽くなったということ。
また10km/hまでの加速や10km/hから24 km/hまでのスムーズな走行も期待できます。さらにフロントエアサスペンションを新たに採用し、悪路での振動を軽減した安定感のある走行を可能にしています。
ちなみに街中に山道のような悪路はないですが、街乗りだとブロックタイヤによる微細な振動や、段差でお尻が痛くなることが軽減されると思われます。オーバースペック好きにはとても嬉しい仕様です。
LEDディスプレイも小型化し、システムは世界屈指の電動ユニットメーカーBafang製を採用。
ハンドル周りや配線がよりシンプルになっています。カラーはコペンハーゲン発のブランドらしさを感じる鮮やかな色の組み合わせ。
パープルのロゴにネオングリーンのシトラスビートとレッドのロゴにメタリック・ライトブルーのオーシャンシマーの2色を追加。都会的でありながらどこか自然を感じさせる色合いは街中で映えること間違いなし。
ウェルビーイングなライフスタイルが注目されている今、環境に優しく、気軽に効率よく有酸素運動ができるe-BIKEは、これからもっと人気になることが予想されます。
メーカーがルールを守って優れた技術力を提供してくれているのだから、僕らはマナーを守ってe-BIKEを楽しむべきだと思うわけです。
Source, Image:MATE.BIKE
書籍(Kindle版もあります)