もっぱらハイテクシューズが主流の昨今ですが、スペックに頼りすぎた結果、ヒトが本来持っている感覚が鈍ってきてはいないでしょうか。機能性を削ぎ落としてこそ、研ぎ澄まされるカラダの感覚を取り戻すにはまずは足元から。
すっかりタウンユースで市民権を得たハイテクシューズ。反発性やクッション性など、身体機能をサポートする機能が充実する一方で、肝心のフィジカルが鈍っているのではないか、と。
そこで今回手にしたのがMERRELL(メレル)の「VAPOR GLOVE 6 BOA(ベイパー グローブ 6 ボア)」。メレルはハイキングブーツから始まったアメリカ発のシューズブランドで、いまでは普段履きのスニーカーからトレイルランニング用のシューズまで幅広く揃っています。さらに近年ではジャパン企画でアパレルも注目が集まっています。
カラーは写真のWHITEとWHITE/BLACKの2色展開。MERRELL「VAPOR GLOVE 6 BOA」17,600円(税込)さてそんなメレルでは、裸足感覚のトレーニングシューズ「ベアフットシューズ」のカテゴリーも充実。まるで裸足で地面を歩いているかのような感覚を味わえる、ぺったんこシューズがこれ。高反発のEVA素材でもなければ、推進力をサポートするプレートも搭載しておらず、限りなく機能を削ぎ落としています。
これにより、自然な姿勢や歩き方を促し、普段あまり使わない筋肉を鍛えられるのが特徴。ランニングやトレーニングはもちろん、普段履きとしても推奨されていて、その効果の期待感からか、じわじわ人気が高まっています。
他社のベアフットシューズと比較しても「VAPOR GLOVE 6 BOA」は前後の高低差がない0mmドロップと、ミッドソールがない6mm厚モデルによって、直で地面を掴むような感覚を実現。足に低負荷をかけながらも、耐久性とグリップ力を両立した「Vibram ECOSTEP RECYCLE」を採用することで、足への負担やケガのリスクも回避しています。
また、アッパーには通気性の高いエンジニアードメッシュを採用し、抜群のフィット感です。
実際に足を通してみると、いかに普段高機能ソールに助けられていたかが分かります。頼れるものは自らの脚力のみ。都会のアスファルトを足裏に感じ、自分の体重がダイレクトに伝わる感覚は新鮮そのもの。
そして、もうひとつ特筆したいのが、ダイヤル式の「BOA ® Fit System」。ダイヤルでワイヤーを微調整できるこの機能は、絶妙なフィット感をもたらし、脱ぎ履きも楽チン。
Photo: 山田卓立
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