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使いこなせばやっぱり便利。AirTagの上手な使い方教えます

  • 2024年4月24日
  • Gizmodo Japan

使いこなせばやっぱり便利。AirTagの上手な使い方教えます
Photo: Kyle Barr / Gizmodo US

AirTag持ってないけど、ほんとに便利なの?という皆さんへ。

Apple(アップル)のAirTagなどのトラッカーが普及して以来、その位置を判明させるという点で、犯罪につながったりすることも議論されてきていますが、やっぱり基本的には役には立つものです。

Google(グーグル)も現在、独自の「Find My Device」ネットワークで、トラッカー業界に参入しようとしています。なので、Googleが自社のトラッカーを発売するのは時間の問題のようですね。AirTagや他のトラッキングデバイスを購入してセットアップする際に、iPhoneで行なう手順はすごくシンプルです。

AirTagの初期設定

まず、iPhoneのBluetoothが有効になっていることを確認します。AirTagの方は小さなプラスチックのバッテリータブを引くだけです。するとバッテリーがアクティブになり、iPhoneに接続できることを示す小さなチャイムが聴こえてきます。AirTagがアクティブになると、iPhoneに近づけるだけでホーム画面にポップアップが表示されて、接続できるようになります。その後は表示される画面の指示に従って、「かばん」や「鍵」などの名前を付けることができます。

それ以外の方法では、まずiPhoneの「探す」アプリに移動し、アイテムの下にある小さな+アイコンを選択して、「AirTagを追加」を選択。その後「接続」ボタンを押し、AirTagに名前を付けられ、絵文字も使えます。iPhoneは、AirTagがiPhoneと一緒に移動していない場合(つまりAirTagをつけたモノを置き忘れた場合)、通知を送ってくれます。

AirTagの電池は約1年持ちます。電池が切れたら、CR2032 3Vのコイン型リチウム電池を買って交換してください。

AirTagを紛失したらどうする?

AirTagや他のトラッカーがiPhoneに接続されると、その位置情報の更新を定期的に受け取れるようになります。それぞれのタグをタップして、「サウンドを再生」ボタンを押すと音が鳴るのですが、これはタグがある位置を特定するのに便利です。また、そのタグへの経路を示してくれる機能もあります。「持ち物を探す」をタップして、経路を表示したいタグをタップすると、地図アプリが開きます。

また、他のiPhoneユーザーと自分のAirTagの位置情報を共有できる「このAirTagを共有」オプションもあります。その他のオプションとしては、「通知」を使ってAirTagを置き忘れた場合にiPhoneに通知を受け取ることもできます。「手元から離れたときに通知」をオンにしておくと通知されるようになります。

「紛失モード」を有効にするというオプションもあります。これにより、AirTagが「探す」ネットワーク内で見つかった場合にiPhoneに通知が送られます。紛失モードが有効になると、AirTagを発見した人が勝手にその人のデバイスにペアリングするのを防ぐようにロックされます。そのデバイスを見つけた人には、メールと電話の連絡先が表示されるようになっています。

AirTagの便利な使い方

Photo: Kyle Barr / Gizmodo US

特に高価な電子機器にAirTagを貼り付けておくことで、紛失しても戻ってくる可能性が高くなります。もちろん鍵に貼り付けて、家の中でどこかに行ってしまっても、鳴らしてすぐに見つけることもできますが、こんな感じでどこにでも貼り付けられる小さなトラッカーなので、悪い使い道も出てくるのです。

悪い使い道もある

そうなんです、AirTagなどのトラッカーはストーキングを容易にさせてしまうため批判も受けています。

AppleとGoogleは、望んでいない追跡を防止する業界の標準設定の推進を進めているのですが、まだどの企業も明らかに被害を防ぐための方法を提案していない状態です。特に最近まで、望んでいないトラッカーが自分の身にどこかにあるかを予測するために、別途アプリをダウンロードする必要があったAndroidユーザーにとっては特に悪い状況です。

Appleは、近日中にiOS 17.5の新しいストーキング防止ソフトウェアに取り組むという話も聞こえてきています。9to5Macが確認したコードによると、iOS 17.5では、Appleの「探す」ネットワークを介さずとも、望んでいない第三者からのトラッキングをiPhoneユーザーに警告するようにできるとのことです。

と、負の部分を話しましたが、やっぱりAirTagが便利という点はたくさんあります。バックパック、荷物、ハンドバッグなどに貼り付ければ、どこかに置いてきてしまってもすぐに発見できるようになります。個人的には、深夜にUberの後部座席にバックパックを忘れた経験があるのですが、幸いにもバッグがドライバーと一緒であることをAirTagで確認できたので、一緒にUber乗っていた友人がドライバーに電話をかけて、バックパックは無事に戻ってきました。

車を追跡するのは難しそう

私はサードパーティのトラッカーも持っていて、車に付けています。ただ、Appleの「探す」ネットワークは、デバイスの最終的な位置を追跡するので、車が盗まれた場合、位置を把握するには車が停止する必要があります。

しかし、車が盗まれた場合は自分で対処するのではなく、やはり警察に通報することをお勧めします。AirTagを車内に貼っておくとしたら、ダッシュボードのような場所に貼り付けるのはやめておきましょう。車を盗む人はまずダッシュボードをチェックする傾向があるので。トランクのカーペットの下や座席の下は、信号を妨げることなく隠すことができるいい隠し場所かもしれません。

AirTagは常時GPS情報を送信しないため、フルGPSトラッカーを検討するのもいいでしょう。ただし、これらは別個のサブスクリプションが必要なので、AirTagよりも出費が多くなります。車や自転車が盗まれる危険性が常にあるわけではない場合は、毎月4GもしくはGPSサービスにお金を払い続けるのはちょっとどうかなとも思います。

ペットにつけてはダメ

ちなみにAppleは、AirTagがペット用ではないことを繰り返し強調しています。ペットの皮膚に近づきすぎると有害になる可能性があるからです。それでも犬の首輪にAirTagを取り付けているユーザーもいるとのことです。一部のトレーナーは、AirTagのサウンド再生機能が、犬に飼い主の元に戻るように思い出させる役目をすると述べています。

リモート監視もできる

AirTagの仕組みですが、近くにあるiPhoneのBluetooth信号を使用して位置情報を中継します。そのため、iPhoneがAirTagに近づく度に通知を受け取ることもできます。ちょっと離れた場所に置いておけば、AirTagは誰かが近くを通過したときにのみ、その位置を確認できるというわけです。

この仕組みを使って、他のiPhoneユーザーがトラッカーに近づいたかどうかも知ることができます。つまり、離れた場所に家や車を持っている場合、iPhoneを持った誰かが近づいてきていることをすぐに察知できるというわけです。

あとは、例えばバッテリーが切れたり接続が切れたりしたドローンなど、今すぐじゃなくて時間が経ってから見つけたいものなら、AirTagを使うのはとても便利です。あとは将来的にAirTagがめちゃくちゃ小さくなってくれて、ピアスとかアクセサリーにもつけられるようになれば、すごく便利だと思いません?

Apple AirTag 4,779円 Amazonで見るPR !function(t,e){if(!t.getElementById(e)){var n=t.createElement("script");n.id=e,n.src="https://araklet.mediagene.co.jp/resource/araklet.js",t.head.appendChild(n)}}(document,"loadAraklet") AirTag、ストーカー対策がちゃんと強化されてる ストーカーがAirTagを使ってターゲットの位置を把握して追跡するという事例がたくさん起こっています。Appleはこの便利な機能をそのままに、ストーカーに悪用されないようにファームウェアのアップデートを続けています。先日また新しいアップデートがありました。 https://www.gizmodo.jp/2024/02/apple-airtags-stalking-tracking-1.html

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