日本だけじゃなかった…。
アメリカにもゴミ屋敷はあります。あるというか、規模が違いすぎて、これを同じゴミ屋敷と呼んでいいものかどうか戸惑ってしまうほどですが、一応英語でも「Trash House」と呼ぶみたい。ロサンゼルス中心部にある有名なゴミ屋敷が、こないだニュースになっていました。
庭と言わず門と言わず、360度はち切れんばかりにうず高く積もり積もったゴミの山をご覧ください。
ゴミの山は、市が2014年に強制的に撤去して以来、ますますエスカレートしたのだそうですよ? 急にスカッスカになった反動なんでしょうか。家主は1ブロック先のメルローズアヴェニューからゴミを拾ってきて、庭にため込んでいるらしいのです。
赤い車も見えるのですが、ゴミ袋に埋まって出られなくなっているし、玄関のドアはゴミに塞がれて、出入りできるのかどうかもわかりません。道行く人たちも「なぜ?」と首をかしげるばかり。
隣は右も左も数億円は下らないカスタムメイドの邸宅で、「ランボルギーニ乗ってる隣の人、よく文句言わないよね」と、近所の人はFOXニュースにコメントしていますよ。
確かに心の広さもアメリカン。
…と感心してる場合じゃないですよね。やっぱり風のある日は悪臭がすごくて、ネズミが駆け回る音も微妙にすることから、報道の翌日には市が重い腰を上げて、10年ぶりの大掃除に乗り出した模様です。
再三警告(のべ23回)しても改善されなかったことから、強制撤去と相成ったわけですが、市長自らが「これは公衆衛生上の緊急事態であり、いつ発火してもおかしくない状況だ」とゴミ屋敷の前で会見しています。
その背後では、ブルドーザーがガガガ―ッとゴミを収集車に手際よく移動しています。例の前庭にある赤い車は、おびただしい数のゴミを積んだままレッカー移動されていきました。後ろ庭にはもう2台、車が埋まっているほか、バイクも1台どっかに埋まってるとのこと。
防護服のクルーを動員しても、撤去は数日がかりの作業になる見通しです。
ゴミに手を加えたら、こんなにステキなアートや実用品に変身したよ 廃棄されるゴミを、芸術家が本気でアート作品にして販売するプロジェクト「ACTA+」。 https://www.gizmodo.jp/2024/03/acta-plus-art.htmlSource: FOX 11 Los Angeles