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ケンメリばりの旧車顔。70年代の香りをまとうレトロな最新国産車

  • 2024年3月11日
  • Gizmodo Japan

ケンメリばりの旧車顔。70年代の香りをまとうレトロな最新国産車
Image: MITSUOKA MOTOR

1970年代のアメリカンマッスルカーや、ケンメリ(1972年登場の4代目スカイラインの通称)を彷彿させるこのクルマ、じつは旧車ではなく新車、しかも正真正銘の国産車というから驚きです!

Image: MITSUOKA MOTOR Image: MITSUOKA MOTOR

光岡自動車の新型「M55 CONCEPT」(エムダブルファイブ コンセプト)は、ミツオカの創業55周年を記念して作られたモデル。1968年創業のミツオカと同じ55年の人生を歩んだ「同世代」をメインターゲットに捉え、1970年代の時代感覚をベースに、夢や希望に満ち溢れた時代のマインドをカタチにしたもの。

M55 CONCEPTの「コンセプト」というのは、このモデルがもともとコンセプトカーとして発表されたから。展示会に8日間で1,050組、サイト上には市販化を熱望する声が1,300通と、ミツオカ史上類がない反響があったそう。あまりにも反響が大きく、今回市販化を決定したといういきさつがあるのです(2025年内に市販化予定)。

メッキを多用したレトロな雰囲気

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フロントは、メッキで囲まれた大型グリルの中に鎮座する、メッキ縁取りのキラキラした丸目4灯が印象的。フロントタイヤの前のオーバーハングが長く、タイヤ回りのフェンダーをボリューミーに仕上げたグラマラスなフロントデザインはまさにマッスルカー! ホワイトレターをあしらったミシュランタイヤも似合ってます。

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インテリアはブルー系のレザーシート、イエローのステッチがオシャレです。背もたれ、座面にハトメ加工されたホールが配されて、レトロレーシーに仕上げられています。

Image: MITSUOKA MOTOR Image: MITSUOKA MOTOR

リアスタイルを見てみましょう。ウィンドウには70年代のスポーツモデルがこぞって採用したルーバーを装着して、気分を盛り上げます! ブラックアウトされたリアガーニッシュ回りも、フロント同様にメッキでぐるりと囲んでいます。そして中央には「MITSUOKA」のブランド名が、最近のトレンドである一文字ずつ離したレターデザインで記されています。

中身はホンダ・シビックなので安全・快適

Image: MITSUOKA MOTOR

全体としてはレトロな雰囲気なのですが、ところどころに現代のエッセンス、クオリティを取り入れているところがミツオカならでは。

ミツオカのオリジナルカーは、すべて国産の現行モデルをベースとしていて、今回のM55はホンダ・シビックがベース。シビックの安全デバイス、快適装備はすべて備わっています。シビックは、現行国産車としては希少なマニュアルミッションを用意しているため、今回のM55も6MTを採用。ミッションでも70年代の演出をしているわけですね。

Image: MITSUOKA MOTOR

サイズは発表されていませんが、シビックが全長×全幅×全高=4,550×1,800×1,415mmと考えると、アメリカンでグラマラスな見た目ですが、日本の道路事情に適したサイズ感といえるでしょう。

オールドタイマーの雰囲気を手軽に楽しむ提案

Image: MITSUOKA MOTOR

最近、ちょっと旧めのヤングタイマーと呼ばれる80年代〜00年代のクルマが、世代を超えて人気を集めています。今の時代にはない角ばったデザインの輸入車や、機能美あふれるSUVがなんとも新鮮でカッコよく見えちゃいます。当時を知っている40〜50代から、この時代感覚を新鮮に感じる20〜30代まで幅広く人気なのです。

Image: MITSUOKA MOTOR Image: MITSUOKA MOTOR

M55がモチーフとしているような70年代のモデルはオールドタイマーと呼ばれ、ヤングタイマーと比べるとパーツの入手やメンテナンスにはかなり手こずり、かなりのマニアでないと手が出せません。50年以上前ですから、もはやクラシックカーですよね。

Image: MITSUOKA MOTOR

そう考えると、M55のようにオールドタイマーの世界観、デザインを手軽に楽しめるモデルは斬新です。中身は最新の国産車なので快適で安全。見た目は雰囲気たっぷりのオールドタイマー。このミツオカからの提案、当時の若者から現代の若者まで、多くのクルマ好きの琴線に触れそうです!

Source: 光岡自動車

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