昨今はSDGsやサステナビリティが問われ、自然環境に対して悪影響を与えていないかによって、株価にも影響するし、そのブランド価値も変わるようになってきました。特にヨーロッパではそれが顕著なようです。
ファッションの世界でも同様で、環境に対するアプローチがブランドの人気に影響するようになってきました。
その中で問われているひとつがデニム。言わずもがな、カジュアルファッションの中心的アイテムですが、その製造過程のインディゴ染色には大量の水を使う必要があるのです。
アムステルダム発のデニムブランドG-Star RAW(ジースター ロゥ)は、水の消費量の問題にひとつの解決策を編み出しました。それは泡染めという革新的な製造テクニック。デニムを先染めする際に泡を用いて行なうのですが、インディゴ染料を生地に移すために使用する水はゼロ。
従来のインディゴ染色に使用してきた大きな水槽や化学浴槽は必要なくなり、廃棄される水の量を減らすどころか、なくしてしまったのです。これこそ今の時代が求めたデニムかもしれません。
Image:G-Star RAW 「UTILITY FLAP POCKET JACKET 2.0」35,200円(税込)これまでも新たな視点で作られたデニムを作ってきたG-Star RAWが展開する、泡染めデニムのカプセルコレクション「ZERO WATER WASTED」は全5型。G-Starを象徴する3DデニムのG-Star Elwoodや、サイドエントリーポケット付きのフラップポケットを備えたユーティリティジャケットなどがラインナップ。
ちなみに、気になる着心地はというと、仕上がりはこれまで通りとのこと。その点でも心配ないようです。
Source:G-Star RAW