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第一声は「怖い…」。50万円超のApple新製品「Vision Pro」を開封&ファーストルックをお届け

  • 2024年2月4日
  • Gizmodo Japan

第一声は「怖い…」。50万円超のApple新製品「Vision Pro」を開封&ファーストルックをお届け
Photo: yusuke okawa

iPhoneの開封と同じ体験。

2月3日に発売されたAppleの空間コンピュータ「Vision Pro(ヴィジョンプロ)」。今回は米国内でVision Proを入手した動画クリエイター・大川優介さんの写真をもとに、開封する様子までお届けします。

写真に写っているVision Proは全て米国版で、米国内で開封・起動などをしています。

開封。とにかく箱が大きい

本体の箱はとにかく大きいです。スニーカーボックスを2段重ねたようなサイズ感。おそらく、Appleのモバイルデバイス史上最大の体積なんじゃないでしょうか。

底のペリペリを剥がします。

どデカい上フタを開けると、すぐにVision Pro本体が現れます。フタの内側が本体にフィットするよう出っ張っていて、エッジが湾曲しているVision Proをしっかり挟み込んで固定しています。

ショーケースに飾られているような状態で本体が入っています。

“箱を開けた瞬間に本体が見える”というのは、iPhoneでも続いているApple伝統の開封体験(例外のある機種もアリ)。

本体の全面を覆い隠すように布製のカバーが着けられ、「ソロニットバンド」が装着されています。後ほど紹介する同梱品でも紹介しますが、Vision Proにはこれと「デュアルループバンド」の2種類のヘッドバンドが付属します。

ソロニットバンドは、伸縮性のある素材が後頭部をグルっと一周する構造になっています。1本のバンドで密着させるため、見た目はとてもシンプル。しかし後頭部だけで本体を支えるのは頭に負荷がかかりやすく、既存のブランドは別の方法を追求してきた背景があります。

もっとも、より負荷を軽減するデュアルループバンドも付属していますが、あえて開封時点はシンプルな構造のソロニットバンドにすることで空間コンピュータをよりファッショナブルなイメージにしたいAppleの意図が感じられます。

布製のカバーを外すと、前面のディスプレイ部分がお目見え。今回は開封のみですが、電源をオンにするとVision Pro使用中のステータスや装着者の目を模した「EyeSight(アイサイト)」機能が映されます。

一体成形の湾曲したガラスでカバーされていてツヤッツヤです。カバーを外した第一声は「怖えぇ…」。割ったら12万円弱です(Apple Care+なしで)。

本体左側面。ここには電源を接続する独自の端子があります。

端子を回してカチッと手応えがあれば接続完了。Vision Proには電源ボタンがなく、ケーブルを本体に接続すると電源がオンに。そして頭から外すとスリープモードになり、電源を抜くとオフになります。

電源ケーブルが接続された状態。

両側面には少しポコっとした空間があり、それぞれにスピーカーが搭載されています。Vision Proは空間オーディオ対応です。

ヘッドバンドはスナップボタンのようにパチっと固定します。取り外しも簡単にできます。

目の周りに密着する「ライトシール」は取り外し可能で、マグネットで固定されます。

本体からバンドやライトシール、クッションなどをすべて取り外した状態のVision Pro。

こう見ると意外と薄いんです。

こんな小さい本体に、これだけのカメラ・センサー類を搭載しています。

本体の上部にはApple Watchでお馴染みの「デジタルクラウン」があります。

Vision Proは前述のセンサーを使い、現実世界で見えているものをカメラで捉えながら、その上にアプリケーションを重ねる“パススルー映像型”の体験がデフォルトになっています。ところがこのデジタルクラウンを回すと、じわじわとその現実世界の映像が消え、完全な仮想的な世界へ移り変わるという演出が実装されています。

アメリカのApple直営店のデモでレクチャーされたという、Vision Proを被るときの正しい持ち方。利き手でバンドを持ち、反対の手で本体を支えます。

同梱品には、縁の下の力持ちも

あわせてVision Proに付属のアクセサリー類もチェックしていきましょう。同梱品は本体が鎮座していた土台の下にまとめて入っています。

まずはポリッシングクロス。こちらは当初、Appleのプロ向けモニター「Pro Display XDR」などに同梱されるNano-textureガラス向けのクロスと同様のものかと思われていましたが、別物でした。それよりも少し薄いものです。

こちらは「ライトシールクッション」。本体を頭に装着したとき、目の周りから光がうっすら入らないようにしっかり覆い隠すためのものです。

Vision Proのパススルー映像が凄いのは、その高いスペック以前に目の周りへのフィット感の良さが影響しているんじゃないかと言われています。というのも、Appleはこのクッションに28種類ものサイズを作っているんです。それほど個人ごとに最適なものを選ぶのが重要なパーツ。なぜVision Proを購入するときにFace ID対応のiPhone/iPadが必要だったのかというと、この28種類の中から最適なサイズをチョイスするためでした。

続いてカタログの大きなの取扱説明書。よくある家電の小冊子のような分厚さです。

そしてこちらが先ほど触れたもう一つのヘッドバンドである「デュアルループバンド」。

Image:Apple デュアルループバンドを装着した状態

ソロニットバンドと比べて、後頭部と頭頂部の2ラインで支えるため、頭にかかる本体の重量感が分散されます。長時間の作業向け。

最後に充電器類。

専用のバッテリーと、それを充電する30WのUSB-C ACアダプターと1.5mのUSB-Cケーブル。

Vision Proは本体とバッテリーが切り離されており、今のところVision Proを起動するためにはこのバッテリーが必須です。満充電で2時間の利用ができ(通常利用)、予備のバッテリーも1つ199ドル(約3万円)で販売しています。

日本での発売時期はいつ?

以上、2/3に発売された米国版のApple Vision Proの開封をお届けしました。

Vision Proは現在はアメリカ国内での販売となっており、その他の発売時期については「2024年末までに他の国でも発売予定」としか語っていません。しかし直近の報道では、例年6月に行なわれるイベント・WWDCよりも早い時期に米国以外でも発売するのではと言われていて、比較的に早い時期に手に入る可能性もあります。

素材提供:大川優介(YouTube)

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