三菱電機は、ルームエアコン「霧ヶ峰」の新製品全4シリーズ、計30機種を10月4日に発売します。新製品は人の気持ちを測って空気を整える(※1)世界初(※2)の空調「エモコテック(※3)」を進化させ、風あたりの好みに合わせた温度調節を実施することで省エネ性を向上。新たな湿度制御により設定温度到達後に湿度の上昇を抑えることで快適性も向上させたといいます。
三菱電機は、生活者のウェルビーイングに貢献するために、「エモコテック」を搭載した2023年度モデル「Zシリーズ」を2023年2月に発売しました。今回、「エモコテック」をさらに進化させ、快適な体感温度を維持しつつ必要に応じた温度補正を行い、消費電力を抑えた運転を行うことで、さらなる省エネ性の向上(※4)を実現。
また、新たな湿度制御の搭載により、設定温度到達後の安定運転時に発生する湿度上昇を抑制し、温度と湿度のバランスを維持することで快適性の向上を実現。特に、安定運転時間が長い傾向にあるZEH(※5)を含む高気密・高断熱住宅において、より効果が期待できます。
さらに、「Zシリーズ」では、サーキュラーエコノミーの実現に向けた自己循環リサイクルへの取り組みとして、再生プラスチック材の利用量を従来比最大37.2%(※6)増加したとのこと。
今回、気流が体感温度に与える変化や風あたりの好みを考慮して最適な運転を判断するアルゴリズムが進化し、気流調節に加えて温度調節にも対応。「エモコアイ」が在室者の脈を計測・解析、快・不快の感情を推定し、風あたりが快適と感じ、冷暖房を弱めても快適性を維持できると判断した場合に、温度を調節し消費電力を抑えた運転を実施することで省エネ性を向上するといいます。
「エモコテック」について
「エモコテック」は、室温や人の温冷感などを検知して最適な空調を実現する赤外線センサー「ムーブアイmirA.I.+」と、非接触で人の脈を計測して独自のアルゴリズムにより人の感情を推定するバイタルセンサー「エモコアイ」を組み合わせた独自の空調制御のこと。「エモコアイ」が在室者の脈を計測・解析し、快・不快の感情を推定。家族の団らんシーンや在宅勤務・学習シーンなど選択された生活シーン(※7)に合わせて気持ちを測って空気を整えます。
新たな湿度制御の搭載により、設定温度到達後、部屋の冷やし過ぎを抑えるためコンプレッサーを停止させる安定運転時に、エアコン内部の結露した水分が空気中に戻ることで発生する湿度上昇を抑制。室内機のファン制御を最適化し、快適な湿度帯を保つことが可能とのこと。
外気温の影響が少なく、安定運転の時間が長い傾向にあるZEHを含む高気密・高断熱住宅においても快適性の向上に貢献します。
また、安定運転時に湿度上昇を抑えることで、再度コンプレッサーを立ち上げて運転する際の消費電力を抑制し、省エネ性の向上にも貢献。(※8)
ハイパーサイクルシステムズ(※9)の使用済み家電製品のリサイクル工程から発生する破砕混合プラスチックを、グリーンサイクルシステムズ(※9)にて高度選別。回収した高純度プラスチックを原料とする再生プラスチック材を採用しました。
また、意匠面に配慮しつつ、従来の「ダストボックス」に加え「はずせるフィルターおそうじメカ」の保持部品での再生プラスチック材の利用を拡充。これにより、利用量を最大37.2%(※6)増加させ、サーキュラーエコノミーの実現に貢献するといいます。
エアコンのスマートフォンアプリ「霧ヶ峰REMOTE」をWebアプリ化し、「MyMU(マイエムユー)アプリ(※10)」内に統合。「霧ヶ峰REMOTE」の熱画像表示、換気アシストなどの各種機能を「MyMU(マイエムユー)アプリ」に統合することで、利便性を向上したといいます。
三菱電機 三菱ルームエアコン「霧ヶ峰」