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Apple Watch、交通事故で重傷を負った人を救う!救急隊は「驚くべき技術」と称賛

  • 2023年9月7日
  • GetNavi web

2022年発売のiPhone 14シリーズやApple Watch Series 8などに搭載された衝突検出機能は、激しい交通事故を自動的に認識し、救急隊員や緊急連絡先に連絡してくれるものです。

↑Apple Watchのおかげで救出作業を迅速に行うことができた(画像提供/KFRD/Facebook)

 

事故に巻き込まれて重傷を負ったユーザーがこの機能によって命の危機から救われたことが、またもや米国で報じられています。

 

ウィスコンシン州のカンザスビル消防救助局(KFRD)は8月31日の午前4時頃、自動車事故が起きたときに出動したことをFacebookで報告しています。その事故を通報したのは、Apple Watchの衝突検出機能だったそうです。

 

それに加えてApple Watchは、運転手の正確な位置情報も救助隊にシェア。事故車は車道から約100フィート(約30m)離れた場所にあり、逆さに転倒していました。Facebookに投稿された写真からは、まだ早朝で暗く、発見しづらい状況にあったことが分かります。

 

乗っていた人物は「呼吸はしているが、反応がない」状態だったため、救急隊員は救命救急サービスであるフライト・フォー・ライフ(医療用ヘリコプターの搬送で知られるサービス)に救助を要請したとのことです。

 

KFRDの部隊は現場に到着し、車両の安定化(車両の不要な動きを停止すること)や運転手の救出が必要であると判断。そこで現地の消防署もランディングゾーン(ヘリコプター着陸帯)の確保を支援するため出動を要請されたそうです。

 

そうした救助活動のかいあって、運転手は重傷を負っていたものの無事に救出され、病院へと空輸。今も引き続き治療を受けていると報告されています。

 

KFRDの署長は、地元メディアのRacine County Eyeに声明を発表。迅速に対応できたのは全てApple Watchのおかげだと語っています。「暗闇で車道から離れていたため、もしApple Watchがなかったら、少なくともあと2時間は車両を発見できなかっただろう。……明らかに人命を救った驚くべき技術です」

 

一時期、iPhone 14やApple Watchの衝突検出機能は、ジェットコースターやスキー場で誤作動を起こし、地元の救急隊に負担をかけたとの報道もありました。しかし、まだ薄暗い早朝や夜に自動車に乗る場合には、いざという時の頼もしい命綱となりそうです。

 

Source:Facebook,Racine County Eye
via:9to5Mac

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