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「君と好きな人が百年続きますように……」。ハナミズキはどんな花? 込められた想いとは!?

  • 2016年4月24日
  • ガーデニング・ラバーズ

こんにちは。ライターのariです。

4月14日、熊本を大地震が襲い、多くの尊い命が奪われてしまいました。
そして今なお、たくさんの人々が厳しい状況の中で必死に戦っています。
遠い地での大きな悲しみに心を痛め、
熊本に思いを馳せている人も多いことでしょう。

そんな今、ハナミズキが見頃を迎えているます。
ハナミズキといえば、一青窈さんを思い浮かべる人も多いはず。
一青窈さんが歌う「ハナミズキ」は、
アメリカ同時多発テロ「9.11」がきっかけで作られたそう。

「君と好きな人が百年続きますように……」

世界中で今、災害やテロによって、毎日たくさんの命が失われています。
一青窈さんは世界の平和を込めて、この歌を歌い続けているのでしょう。

今回は、そんな「ハナミズキ」についてご紹介します。

ハナミズキとは、どんな花?

ハナミズキは、ミズキ科の落葉高木で、4〜10mにまで大きく育ちます。
実はアメリカを代表する木であり、
バージニア州とノースカロライナ州の州花でもあります。
和名の「花水木」は、ミズキの仲間で花が目立つことに由来しているそう。

花言葉は「永続性」「返礼」「私の想いを受けてください」。
そのひとつである「返礼」は、1912年に東京市長が米国へサクラを寄贈したお返しに、
1915 年にハナミズキが日本に贈られたことに由来するそうです。

 

ハナミズキには、三度の見頃がある!

開花の時期は4~5月で、とくに4月下旬に美しく咲いてくれます。
花色は白、ピンク、赤が楽しめ、
街路樹でもよく見かけるほどに、比較的育てやすい樹木です。

花が終わると秋には赤い実がなり、さらに葉が紅葉するように、
ハナミズキには三度の見頃があるのです。

白色の花は、清楚なイメージ。

ピンクの筋が入っていて、可愛らしいですね。
花弁に見えるのは、総苞片(そうほうへん)と呼ばれ、
本当の花は中心部に小さな塊が集まっている実のような部分です。

赤色は、ぐっと大人っぽくなりますね。

 

樹齢100年を超える木も!?

ハナミズキがアメリカから日本に贈られたのが1915年。
それからちょうど100年後の昨年2015年には、
東京都立園芸高等学校でハナミズキ百年祭の式典が行われました。

こちらの高校で育てられている原木は、
アメリカから贈られた苗木40本のうち、現存が確認できる最後の1本。
一青窈さんはこの1本の原木の前で、ハナミズキを歌ったのです。

ハナミズキの樹齢は、だいたい80年ぐらいとか。
でも、この木はもう100年も生きている長寿の木なのですね。

まさに、「君と好きな人が百年続きますように……」という言葉がぴったりなのかも。

 

今度、ハナミズキの樹木を見つけたら、
大切な誰かのことを想ってみてくださいね!

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