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蓄電池シェアリングに関する技術検証、宮古島市来間島において実施

  • 2019年12月23日
  • エネクトニュース
太陽光発電システムの余剰電力を充放電
東芝エネルギーシステムズ株式会社は、2019年12月19日、蓄電池シェアリングに関する技術検証を宮古島市来間島において実施すると発表した。

この検証は、同社と東芝エネルギーシステムズ株式会社、そして株式会社ネクステムズと宮古島市が共同で実施するもの。太陽光発電システムの余剰電力を充放電する蓄電池シェアリングについて、2020年1月6日から1月31日まで検証を行うという。

島内40か所に余剰電力を監視する装置を設置
再生可能エネルギーは、その出力が天候に左右されるため、普及に際しては蓄電池などの調整力が必要となる。しかし蓄電池は導入費用が高価なため、普及が進まない状況を生んでいた。この課題を解決すべく、同検証では蓄電池シェアリングの有効性を確認。公共施設などに設置されたBCP用途の蓄電池について、平常時でも複数用途での活用を推進するとしている。

同検証では、宮古島内の市営住宅40か所にて、余剰電力を監視するためのゲートウェイ装置を設置。東芝グループが保有するバーチャル・パワープラントシステムにより、蓄電池の充放電を分単位で制御する。充放電の過程において発生する電力損失の影響や、30分以内の細やかな制御の実現性について、検証を行うという。

2014年に大型蓄電池を来間島に設置した実績
宮古島市および東芝グループは、沖縄県が取り組む『スマートエネルギーアイランド基盤構築事業』において、2014年に大型蓄電池を来間島に設置した実績を持つ。島内の消費電力を再生可能エネルギーと定置型蓄電池で100%賄うことを目指し、その有効性を確認してきた。

東芝エネルギーシステムズは今回の検証において、電力供給の安定化への貢献やエネルギー自給率の向上を目指すとしている。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

宮古島市来間島における蓄電池シェアリングに関する技術検証を開始 - 東芝エネルギーシステムズ株式会社
https://www.toshiba-energy.com/info/info2019_1219.htm

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