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ヤンマー、日本初のもみ殻ガス化発電の実証開始

  • 2019年11月16日
  • エネクトニュース
もみ殻の処理に特化して、熱と電力を供給
ヤンマー株式会社は11月14日、グループのヤンマーエネルギーシステム株式会社(以下「YES」)が、もみ殻を燃料とした発電の実証を開始したと発表した。

稲作農業で米を収穫した後に残るもみ殻は、全国で年間約200万トン。一部は堆肥として利用されているが、エネルギー源としては活用されていない。もみ殻は適切な処理をしないと、有害物質である結晶質シリカが発生する。

YESのもみ殻ガス化発電システムは日本初の、もみ殻に特化した小型ガス化発電システム。独自の技術を用いてもみ殻を燃焼させ無害、かつ肥料として再利用できる「くん炭」に変え、熱と電力を供給する。

琵琶湖のほとりで循環型農業の実現に貢献
YESの発電システムは滋賀県彦根市で完全無農薬有機農業を展開するフクハラファームに設置され、このほど本格的な運転を開始した。システムの出力は15kWで、年間7万5000kWhの発電を計画している。

新システムはフクハラファームで発生する年間およそ200トンのもみ殻を肥料と熱と電力に変え、エネルギーの地産地消と有害物質を発生させない循環型農業の構築に貢献する。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

ヤンマー リリース
https://www.yanmar.com/jp/news/2019/11/14/64235.html

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