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地熱発電と温泉の共生に向けて実証試験開始

  • 2019年9月23日
  • エネクトニュース
温泉資源の大規模な監視・管理システムの構築へ
NEDOは9月20日、地熱発電と温泉の共生を目指す実証試験を開始すると発表した。

地熱発電の導入拡大における大きな課題として、同じエネルギーを活用する温泉との共生がある。温泉業者の多くは地熱発電による湧出量の減少や泉質の変化に対する不安を抱えている。従来型の温泉の集中管理システムには効率改善の余地が残され、集中管理を行っていない地域もある。

これらの課題の解決に向けて、実証試験ではNEDOが産総研、横河電機、地熱エンジニアリング、西日本技術開発と共同で、大分県別府市において温泉モニタリング装置を複数設置し、温泉水の流量や温度などのデータを取得し、クラウド上で分析する。

地熱発電開発を支援、余剰資源の把握・利用へ
NEDO等はこれまで温泉モニタリング装置を開発し、連続的な温泉データをクラウド上で閲覧できるシステムを構築した。

これに人工知能(AI)技術を加えることで、温泉地域における地熱資源の連続監視や適正管理を可能にするシステムの開発に取り組んでいる。

試験は2020度末まで実施され、温泉地との地熱発電開発に関する合意結成の円滑化を図るとともに、余剰資源の把握とその有効利用に向けた検討を行う。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

NEDO リリース
https://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_101200.html

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