サイト内
ウェブ

出光興産、石油ガス生産設備での洋上風力発電による電力確保事業計画に参加

  • 2018年8月31日
  • エネクトニュース
石油ガス生産設備での洋上風力発電事業計画に参加
出光興産株式会社は8月29日、同社の子会社である出光スノーレ石油開発株式会社が、ノルウェー現地法人出光ペトロリアムノルゲを通じて権益を持つスノーレ油田にて、浮体式洋上風力発電による電力確保の検討を開始したと発表した。

なお、出光スノーレ石油開発は、出光興産が50.5%、大阪ガスサミットリソーシズ株式会社が49.5%の出資比率となる。また、出光ペトロリアムノルゲは、出光スノーレ石油開発の100%子会社になる。

スノーレ油田は、ノルウェー西部のベルゲン市北西約200kmの水深300~350mに位置し、エクイノール (Equinor Energy AS)が筆頭権益者でオペレーターも兼ねている。出光ペトロリアムノルゲは同所の9.6%の権益を有している。

このプロジェクトは、ノルウェー領北海の海洋石油ガス田生産設備の近くに、定格8千KWの浮体式風力発電設備11基(計88千KW)からなる洋上ウィンドファームを建設し、石油ガス生産設備に直接接続するもので、これは世界初の試みという。

来年の最終投資判断に向け作業詳細を検討予定
また浮体式風力発電設備には、エクイノール社のHywind(ハイウィンド)と呼ばれるコンセプトを使用することとし、発電された電力は、スノーレ油田と近くのガルファクス油田に供給する予定としている。

なお、現在はガスタービン発電による電力を用いているが、今後このプロジェクトが実現すると35%程度が再エネである風力発電に置き換わる見込みで、風況が良好な時期はさらに発電比率が高まるとしている。

同社では、来年の最終投資判断に向け、設計や建設・設置作業の詳細を検討していく予定とのこと。

(画像はプレスリリース参考資料より)


▼外部リンク

出光興産株式会社 プレスリリース
http://www.idemitsu.co.jp/company/news/2018/180829

(参考資料)スノーレ油田
http://www.idemitsu.co.jp/content/100865374.pdf

 

キーワードからさがす

gooIDで新規登録・ログイン

ログインして問題を解くと自然保護ポイントが
たまって環境に貢献できます。

掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。