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鬼首地熱発電所更新で環境影響評価準備書の縦覧を開始

  • 2018年3月2日
  • エネクトニュース
経年劣化と施設の破損による出力低下で更新工事
電源開発株式会社(以下「電源開発」)は2月28日、鬼首地熱発電所の更新にあたり、環境影響評価準備書の届け出を行い、縦覧を開始すると発表した。

鬼首地熱発電所は1975年に営業運転を開始し、40年以上安定的に電力を供給してきたが、経年劣化および2010年に発生した災害による出力低下などを理由に、2017年4月に既設発電所を廃止した。設備更新後の運転開始は2023年度に予定されている。

準備書は更新工事中と運転再開後に発電所が周囲の環境に与える影響を予想したもので、環境影響評価法に基づく縦覧は宮城県庁、大崎市役所などで3月1日から、説明会は3月15日に行われる。電源開発はその後準備書に対する意見を取りまとめて環境影響評価書を作成する。

施設の更新で硫化水素の排出量が大幅に低減
鬼首地熱発電所はこれまで9坑の生産井から採取した地熱流体で蒸気タービンを回し、出力1万5000kWの発電を行ってきた。更新後の生産井は5坑で出力は1万4900kW、発電所が排出する硫化水素は大幅に低減する。

環境評価では発電所付近の大気、水質、騒音、温泉や地盤、生態系、景観の現況を把握するための調査が行われ、更新工事中と運転開始後も環境保全のための監視が続けられる。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

電源開発 リリース
http://www.jpower.co.jp/

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