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金沢工業大学、コンテナ収容型太陽光発電・給湯ユニットの事業化に参画

  • 2019年6月27日
  • エネクトニュース
『iU-SOALA Wilsom』という製品名で発売予定
金沢工業大学は、2019年6月24日、コンテナ収容型太陽光発電・給湯ユニットの事業化に向けた実証検証を開始したと発表した。

この実験は、同学と株式会社アクトリー、そして東京大学先端科学技術研究センターと石川県工業試験場が連携して実施されるもの。実証されるユニットは、『iU-SOALA Wilsom』という製品名での発売が予定されている。

太陽の動きを完全追尾
今回実証検証が開始されたコンテナ収容型太陽光発電・給湯ユニットでは、太陽の動きを完全追尾できる2軸追尾システムの構築が、目指されている。同システムは、現在広く採用されている架台式シリコン系発電システムと比較すると、最大で2倍近い年間発電量を得ることが可能だという。

また同ユニットは、パラボラ発電部などの設備を内寸2.9mのコンテナに収容しているため、搬送・移設が容易という利点を持つ。自然災害時の電力供給や給湯対策などと共に、架台式では必須となっていた工事費用の削減についても、期待されている。さらに、強風や大雪時には遠隔操作でシステムを収容し、損傷の防止や機器の劣化軽減を図ることも可能となっている。

完全2軸追尾コンテナユニットの設計を担当
この研究開発は、アクトリーが公益財団法人石川県産業創出支援機構より「平成30年度事業化促進支援事業」の採択を受ける形で、開始されている。金沢工業大学は、完全2軸追尾コンテナユニットの設計を担当する形で参画。この設計は、多軸ロボットに関する研究に取り組む同学ロボティクス学科・土居隆宏准教授の研究室が、担っている。

なお『iU-SOALA Wilsom』は、2020年の発売が予定されている。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

コンテナ収容型太陽光発電・給湯ユニットの事業化を産学官連携で開始 - 金沢工業大学
https://www.kanazawa-it.ac.jp/

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