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三社電機製作所、高圧1500V仕様太陽光発電システム向けダイオードモジュールを開発

  • 2019年2月28日
  • エネクトニュース
逆流防止ダイオードモジュール(3000V耐圧)の受注開始
株式会社三社電機製作所は2月27日、1500Vストリング対応太陽光発電システムに「逆流防止ダイオード」として採用可能な3000V耐圧素子入りダイオードモジュールを開発、3月から受注を開始すると発表した。

北米などでの最近の傾向として、高圧1500V仕様の太陽光発電システムがメガソーラ市場での主流となってきていることから、同社は国内メーカーで初めてDC1500Vストリング用逆流防止ダイオードとしての採用条件を満たす、超高耐圧3000Vで低損失な逆流防止ダイオードモジュールを開発したもの。

新製品の特長として、 ダイオードチップは独自の高耐圧保持構造と拡散技術の融合により、3000V超高耐圧と低損失(低VF)を実現したほか、 3000V超高耐圧モジュールに要求される「絶縁耐圧」「空間距離」「沿面距離」を新開発パッケージにて確保し、さらに高放熱(低熱抵抗)を実現していることという。

また同製品は、電気・電子機器(EEE)など特定有害物資の使用制限に関するEUの法律(RoHS指令2011/65/EU)に準拠しており、主な用途として、太陽光発電システム用接続箱および蓄電設備など直流ラインの逆流防止を想定している。

各種電源装置の高信頼性・高効率化と小型・低コスト化
これまで太陽光モジュールのストリング電圧は、発電効率の向上などから年々高くなる傾向にあり、同社は2013年からDC1000Vストリング発電システムに採用可能な2000Vの耐圧を持つダイオードモジュールDKA40AA220を、他社に先駆けてリリースし、ユーザーの支持を得ていた。

今後同社は、中容量ダイオード/サイリスタモジュールを中心として、今回開発の高放熱・高耐量技術を順次展開し、電力用半導体モジュールのラインナップを拡充することで、各種電源装置の高信頼性・高効率化とともに小型・低コスト化に貢献していくとしている。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

株式会社三社電機製作所 プレスリリース
https://www.sansha.co.jp/news/products/319/

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