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産総研らが新たな燃料電池システムを開発

  • 2017年2月11日
  • エネクトニュース
コンパクトでハイパワー、出力と耐久性が向上
国立研究開発法人 産業技術総合研究所(以下「産総研」)は2月9日、株式会社アツミテックと共同でコンパクトハイパワー燃料電池システムを開発したと発表した。

家庭用の熱電供給システムであるエネファームなどが商品化され、定置型で都市ガスを燃料源とする燃料電池システムの普及が進んでいる。

産総研では移動を可能にするLPGによる発電システムの開発を進めてきたが、今回燃料電池内で高温や低温における発電効率を安定化できるナノ構造電極や運転制御技術を開発、出力と耐久性を向上させたシステムを実現した。

この技術によって、災害時など非常用のみならず、車など移動体のレンジエクステンダーやロボット、ドローンなどの常用電源への応用が可能になると期待されている。

新システムを国際ナノテクノロジー総合展で展示
新技術は2月15日から17日まで東京ビッグサイトで開催される、第16回国際ナノテクノロジー総合展・技術会議において産総研のブースで展示される。

産総研では今後も温室効果ガス排出量の削減を目指し、燃料種の拡充や燃料電池モジュールの出力・耐久性の向上を引き続き検討し、技術を企業へと橋渡ししていく方針だとしている。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

産総研 リリース
http://www.aist.go.jp/

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