木による耐震補強技術「T-FoRest(R) series」
株式会社竹中工務店は、木による耐震補強技術「T-FoRest(R) series」が「第13回エコプロダクツ大賞」にて国土交通大臣賞を、「ウッドデザイン賞2016」にて優秀賞(林野庁長官賞)を受賞したことを12月8日に発表した。
高い強度と短期施工を実現
「エコプロダクツ大賞」では、環境負荷低減に配慮した製品・サービス(エコプロダクツ)を表彰しており、「ウッドデザイン賞」では「木」に関するあらゆるモノ・コトを対象にデザイン性が優れた製品・取り組みを表彰している。
今回受賞に至った「T-FoRest(R) series」は、竹中工務店が2015年より木質材料の単板積層材LVLや直交集成板CLT、集成材を使用した耐震補強技術として実用化していたもので、集成材を耐震ブレースとして使用した実績も数件あげているとのことだ。
「T-FoRest(R) series」が国土交通大臣賞に選ばれた理由としては、木造部材を使用していながら鋼材料とほぼ同等の強度を実現するとともに、短期間での施工を可能とし、CO2排出量を大幅に削減したことが評価された。
また、2016年9月には「木造・木質建築推進本部」を設置して森林資源活用に取り組み、取り組みの一環として専門工事会社3社への施工実施ライセンス契約によって、国産木材のさらなる活用に貢献していくとしている。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
竹中工務店 プレスリリース
http://www.takenaka.co.jp/newslog/2016/12/01/index.html