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積水化学、大津市で下水熱利用の実証実験を開始

  • 2016年11月20日
  • エネクトニュース
大津市、関西電力と共同で未利用エネルギー活用
積水化学工業株式会社(以下「積水化学」)は11月18日、下水熱利用実証実験を開始すると発表した。この実験は大津市、関西電力と共同で、大津市企業局水再生センターにおいて行われ、未利用エネルギー活用システム「エスロヒート下水熱(管底設置型)」が用いられる。

都市に豊富に存在する下水熱は、未利用エネルギーとして近年活発に研究が進められている。加えて2015年の下水道法改正で規制が緩和され、民間事業者の機材設置が可能になり、積水化学らは大津市における下水熱利用事業を普及促進するために共同研究を続けてきた。

下水処理場の消毒槽における熱利用の有効性を実証する
これまでの下水熱利用では、下水道管路や処理場で処理後の水などが主な熱源となっていた。今回の実験では、水再生センターの消毒槽で処理される過程の下水に着目、安定した量が確保できることを活用する。採集した熱は汚泥処理棟監視室の空調に利用し、熱回収システムの性能評価を進めていく。

実証実験は11月18日から2018年3月末までの予定で、事業としての可能性、課題、料金設定などの検討も行われる。同時に熱回収システムの性能評価で採熱量の向上をはかり、より高性能のシステムを開発することに取り組んでいく。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

積水化学 リリース
http://www.sekisui.co.jp/news/2016/1295611_26476.html

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