名古屋・新栄の「AOI CELESTIE COFFEE ROASTERY」で、洗練された建築とデザイン、コーヒーを味わう

  • 2025年5月4日
  • ことりっぷ


「AOI CELESTIE COFFEE ROASTERY(アオイセレスティコーヒーロースタリー)」は名古屋市の中心部、新栄に今年オープンしたカフェ。大きな交差点の角にあって目を引く建物の存在感と、店内で焙煎するコーヒーなど充実したメニューで注目を浴びています。細部までこだわり抜いた建築やデザインの美しさ、実は名古屋喫茶をベースに考案されたというメニューなど、名古屋で話題のカフェの魅力をご紹介します。
「AOI CELESTIE COFFEE ROASTERY」に最寄りの新栄駅は、名古屋駅から地下鉄で3駅。名古屋駅前と並ぶ繁華街、栄の隣のエリアで、歩いても来られる距離です。今年2月にオープンしたこちらのカフェ。新栄に拠点を置く企業が、地域の人が集う場所を作りたいという想いを込め、建物の建築やカフェの構想などに約4年間もの時間をかけてようやく完成させました。
建築家の永山祐子氏が建築を手がけた、地上3階・地下1階の建物。1~2階がカフェで、1階にはロースターを併設しています。地下にはパラリンピックの公式種目になったボッチャが体験できるイベントスペースがあり、3階にはバーをオープンする予定とのこと。“天空の”という意味があり、“最上級”を表現する「CELESTIE」を店名に冠する通り、都会の喧騒を忘れてゆったりと過ごせる場所を目指して作られています。
コンクリートの壁は無機質でシンプルな印象でありながらも、随所に取り入れられた曲線により、やわらかさも感じるデザインに。特注のレンガにあたたかみがあって落ち着く1階はカウンターが中心で席数は少なめ。大きな窓からの外光が心地よい2階には、大テーブルやソファ席、ローテーブルなどがいくつも備えられています。フロアごとに雰囲気が異なり、椅子やテーブルもさまざまなので、シーンにあわせて選ぶことができますよ。
通りを行き交う車や人が気にならないよう半地下風の席を設けたり、テーブルや椅子の高さに変化を付けて視線がぶつからないようにしたり、居心地のよさを重視して工夫を凝らした空間。洗練されたデザインにときめく人や、のんびりとくつろぐ人、思い思いに楽しむことができます。
世界中から厳選した豆を併設のロースターで焙煎したスペシャリティコーヒーも、こちらの魅力の一つ。ブレンドと9種類のシングルオリジンをハンドドリップやエスプレッソ、エアロプレスなどさまざまな抽出方法で味わえます。なかでも珍しいのが、名古屋初のコーヒーサーブシステム“タップコーヒー”。カップを受け取って自分でサーブし、手早くテイクアウトしたり、気軽に楽しむことができますよ。
コーヒーのおともにぴったりのスイーツやトーストもそろっています。地元の和菓子屋さんの餡を使った「あんバタートースト」や、ちょっと硬めに仕上げてホイップをのせた自家製プリン。名古屋のカフェということで、純喫茶のメニューをベースに考えられたそうです。7時30分からの営業で、11時まではドリンクにプラス200円でトーストセットにできるほか、プラス300円で季節のフルーツやサラダなども加えられるので、朝食での利用もいいですね。
東京・池尻の人気ベーカリー「TOLO PAN」のバンズを使ったスペシャリティバーガーは、ランチにおすすめです。シンプルなソルティバターバーガーや、てりやきバーガーに加えて、名古屋らしさのある八丁味噌バーガーもラインナップ。香ばしく焼いたパティを味噌で軽く煮込むことで、中まで味がぐっと染みています。ほんのり甘みのある味噌の味付けは奥深く、フライドポテトが添えられているので満足感もありますよ。

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